2020年4月29日 (水)

【タイル大好き 04】村野藤吾の関大タイルの裏貼り

これは裏貼りだと思う。上と左右に足が出ている。タイルはモルタルを使って貼り付けるのだが、足があるとそれがひっかかりになってよく張り付く。足が下にないのは下側は引っ掛かりとは関係がないし、むしろ下側の目地にモルタルが行きわたって安定するからだろう。

村野の師匠は渡辺節だが、渡辺は綿業会館でこれをやった。安上がりというよりも廃品利用の意味のほうが強い。関大タイルのように混ぜ貼りをするなら現場にタイルを多めに入れねばならないし当然余りも多い。こうやって裏貼りして塗装すれば表面の色目は関係なく使える。余ったものを捨てずに現場で使いきる。ここには人の手で作り出されたものへのリスペクトがある。中世主義者村野の面目躍如であろう。

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2016.10.4、関大

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