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2020年1月

2020年1月31日 (金)

夢日記 200131

 2日続けて覚えているので簡単にメモしておく。夢の細部が鮮明になりつつあり人物との会話もできるようになってきた。

 2階建ての木造住宅。台所の上に張られたワイヤーを掃除したいとかみさんがいうので脚立とホウキを探す。脚立はいろいろあるが適当なのが見つからない。とりあえず低いものを立てるが足場がぐらついて安定しない。ホウキもいろいろあるが見つからない。こういうのがあったはずだと言うとかみさんが分かったと言ってとってきてくれた。でもそれはわたしが思うのと違うホウキだった。
 家にはたくさんの人が住んでいて漫才師のふたりが世話をしている。家を片づけてくれるのだがいっこうに片付かない。本がいっぱいだというので本棚をもっと大きなものにすればよいと言うと目を丸くして驚いていた。
 その内のひとりが片づけるといいながらいろんな機械を分解するので床中が地井さんネジでいっぱいになっている。これでは歩けないので2階から階段にかけてホウキで掃除する。女の子が階段を登ろうとするので今は危ないからと言って掃き続ける。階段から台所の上の天井裏が見えた。紙粘土のようなもので梁や吊り木が白く塗られていた。これも漫才師たちがやったことらしい。なんのためのそうするのか訳がわからない。

(夢読み)

 最近かみさんと協力していろんな手続きをしている。初めてのことが多く連携もうまくできるわけでもない。その不安感が夢のきっかけだろう。でもそれは夢の本意ではない。

 この夢の基本は上と下の対比だ。汚れたワイヤーと散らかった床、変な天井裏と登れない階段。女の子はわたし自身の創造性の象徴だろう。それが上に登れるように掃除しているのが現在のわたしだ。

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2020年1月30日 (木)

夢日記 200130

 このところよく寝る。10時間くらい。風邪が治りきっていないせいかも知れない。風邪をひくと夢の感度が上がる。そのせいか今朝は見た夢をよく覚えていたので簡単にメモしておく。

 建築見学会の夢だ。名作とされる日本の60年代くらいの住宅をたくさんの人と見学している。コンクリート打ち放しの壁に大きめの木製建具。なかなかモダンだ。天井スラブは屋根の形に傾斜していた。細部の納まりよりもおおらかな作風に感心する。その次の見学先でははひとりで見ている。吹き抜けの広間のまわりに小さな店舗のような諸室がつながる。70年代くらいのポップな作風。階段壁手すりの幅広の金属製笠木が降り口で細くなってくるくるとした飾りになっている。腐食して切れそうだ。家の主人がそこが動くといってねじ切るように回転させる。そうしたら壊れるからやめなさいと教える。何人もの人がいる。子供や犬もいる。おばちゃんが話しかけてくれる。見学させてくれと頼んでスケッチブックを開く。描こうとすると家がなく湖が広がっている。よく見ると家は船で沖へ出ていた。自分も船に乗った。湖には水抜き穴がいくつもあり水が吸い込まれていく。その先は幅広の滝になっていてその向こうに平地の景色が見えた。見学会が終わって帰ろうとする。たくさんの人がまだ座って賑やかに話している。わたしは自分のくつをさがしている。

(夢読み)
 クツを失くす夢は立場を失うという悪い夢だとネットにある。またクツは異性を象徴するのでそれを失う意味だというフロイト風の解説もあった。この夢の場合はどちらでもない。第一歩を踏み出そうとするのだが自分はまだ準備ができていない思っているという状況説明だ。体育の時間に体操服が見つからないのと同じ夢だ。そう思っているのでは先に進めないぞという意味だろう。
 湖は無意識を示すのは間違いない。船は自意識だ。水抜き穴や滝は無意識の影響で航海に障りがあることを示すのだろう。湖は動いているので活性化している。これとうまく折り合いをつけて進む道を選びなさいということだろう。
 見学先の古い建物は自分の無意識の象徴だ。そこに親しげな人がたくさんいて話もできるというのは無意識との親密度が上がっていることを示す。これはよい兆候と捉えてよい。

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2020年1月29日 (水)

【石橋スケッチ】商店街の南口

 北口が赤い橋だからだろうか。商店街のどの入り口も「赤」が使われていて描きにくい。赤は思考停止の色だからスケッチといえども使うのはためらわれる。まあ賑やかでいいか。これで30分くらい。

円満字スケッチ展・石橋を描く
2020年3月26(木)ー30(月)、2(木)ー5(日)
http://www.tukitanu.net/2020/01/post-de80d9.html

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2020.01.18/マルマンスケッチブックA4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪府池田市石橋

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2020年1月28日 (火)

【石橋スケッチ】商店街へ続く道

 市場の風情を残した昔風の商店街がおもしろい。本当は中を描きたいのだが複雑すぎて手が付けられない。とりあえず外から描いてみる。いずれは中へ。お楽しみに。これで33分。

円満字スケッチ展・石橋を描く
2020年3月26(木)ー30(月)、2(木)ー5(日)
http://www.tukitanu.net/2020/01/post-de80d9.html

200118
2020.01.18/マルマンスケッチブックA4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪府池田市石橋

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2020年1月27日 (月)

3度目のみくじ

 実は門戸厄神で今年3回目のみくじを引いた。21番の吉だった。

 洗出経年否
 光華得再清
 所求終吉利
 重日照前程

 否はふさがることでよくないこと、汚れの意味となる。
 経年は否ではなく洗出にかかるらしい。

 訳すとこうなるだろう。

 長年にわたり汚れを洗い出したので
 再び清き光華が得られよう
 求める願いは吉となり
 日ごと行く末を照らす

 なにかいいことがあるらしい。
 なにがあるのか分からないが
 それを楽しみにしていよう。
 

 

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2020年1月26日 (日)

自動車の1/100模型を作った

 製図室に捨てられていたスチレンボードの切れ端で1/100の自動車を作った。隙間だらけだったのでジェッソを塗ってごまかした。なんだかそれらしくなったのでアップしておく。

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2020.01.17制作、1/100モデル

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2020年1月25日 (土)

ラッパ柱の無梁構造

正式名称は知らないがわたしはラッパ柱と呼んでいる。ここは地下鉄御堂筋線梅田駅と阪神梅田駅のあいだの地下広場だ。ここが複雑怪奇な梅田地下街のいわば起点となったところである。
 
無梁構造は天井をできるだけ高くするための工法で倉庫でよく使われた。この地下広場も天井があまり高くとれないのでラッパ柱としたのだろう。野太い円柱が並ぶようすは古代エジプト神殿のようでおもしろい。
 
梅田ではほかにJRの高架下でラッパ柱を見ることができる。土木系では普通に使っていた工法なのかも知れない。

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2020.01.19、大阪梅田

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2020年1月24日 (金)

自家弁当 200122

 ホロリととれる焼きサバの身の旨みが塩味で引き立つ。シイタケの甘い含め煮もごはんによく合う。豚肉と中華風炒めはピーマンのわずかな苦みが効いて肉の旨みを際立たせてくれてうまかった。

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2020.01.22、同女にて

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2020年1月23日 (木)

自家弁当 200121

 きんせ旅館を見学したあと京都駅でひとりで食べた。横に城崎温泉行の特急が入ってくる。駅弁を食べている気分になる。ああ城崎温泉行きたいなぁ。

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2020.01.21、京都駅にて

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2020年1月22日 (水)

門戸厄神で厄払いをしてきた

 60歳の本厄なので門戸厄神の厄除け大祭へいってきた。小さいころは親に連れられて初もうでに来たものだ。東光寺というからには薬師が祀られているのだろうと思ったらそのとおりだった。薬師如来は東方浄瑠璃界の主だから東光寺なのだろう。これが西光寺なら阿弥陀如来になる。厄神についてはよく知らない。お札に嵯峨天皇勅願とあるから相当古い寺であることだけは分かる。駅から門前までたくさんの屋台が並んでいて縁日気分を満喫した。猿回しがいたのが珍しかった。

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2020.01.18、兵庫県西宮市門戸厄神

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2020年1月21日 (火)

曲がり電柱が無くなる

 もう半分が無くなっていた。先斗町(ぽんとちょう)通りの電線地中化のため用済みの電柱が引き抜かれているのだ。1本くらい残してほしいと思うがだめだろうな。先斗町通りは古い通りなので現在の公道上に庇が覆いかぶさっている。それを避けるためにこんな曲がった形になった。鉄管をとてもきれいに溶接しているのでなだらかな曲線が美しい。この電柱がいつごろのものなのかは分からない。漠然と戦前の京都電灯時代のものかと思っていたが案外新しくて大阪万博のころかも知れない。

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2020.01.20、京都市先斗町

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2020年1月20日 (月)

阪急石橋駅の地下道

 コーナーが丸いので影がふわっと変化してとてもきれいだ。コーナーが角だとそこで陰影がきっぱり分かれるのでこうは見えない。古い地下道はどんどんなくなっているがここは健在なのでうれしい。天井塗装につや消し材をほぼ入れていないようで光が反射しておもしろい効果を生んでいる。ちなみにつや消し材は入れないほうが塗膜として強い。

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2020年1月19日 (日)

【石橋スケッチ】赤い橋

 箕面(みのお)街道が箕面川を渡るところに赤い箕面川橋がかかっている。地元では赤い橋と呼ばれている。なぜ赤いのかは誰も知らない。この商店街の近くのギャラリーで3月に個展を開く。石橋駅周辺がメインのテーマだ。これがその1枚目。油性ペンのマッキーで描いた。これで40分くらい。

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2020.01.18/マルマンスケッチブックA4、油性ネームペン極細、固形透明水彩/大阪府池田市石橋

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2020年1月18日 (土)

読んだ本を忘れるスピードを計算した

 アマゾン履歴を使って読んだ小説の内容を忘れるスピードを測ってみた。

  2016 2017 2018 2019
内容を覚えている 0 0 6 11
なんとなく内容を覚えている 0 1 4 10
書名くらいは覚えている 5 1 4 4
読んだことすら忘れた 11 1 1 0
記憶率 0% 66% 66% 84%

 「内容を覚えている」「なんとなく覚えている」「書名くらいは覚えている」の割合を記憶率として計算した。3年たつと読んだことすら覚えていない率が6割に達しているのに驚く。けっこう忘れるものだ。まあ読んだ本の中身をすべて覚えている必要はないし。私の場合はこんなものだろう。

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2020年1月17日 (金)

本を読むスピードと忘れるスピード

 最近読書メモを付けているので自分の読むスピードがかなり正確に分かった。小説なら400字詰原稿用紙換算で1時間に100~150枚だった。文庫本だと1時間に60~90ページくらい。1冊読むのに3~4.5時間かかる。平均より少し速いらしいが、もっと速い人はわたしの3倍のスピードで読むらしい。とうていマネできない。マネする必要もないが。

 本の読み方についてもうひとつ分かったことがある。本の内容を忘れるスピードだ。最近ある小説を読んでいて85%を過ぎたところでこの本読んだことがあると思い出した。アマゾンの履歴で調べるとわたしはこの本を3年前に読んでいた。少なくともわたしは3年でほんの内容を忘れるらしい。ただし85%の地点で出てきたとある風景だけは3年たっても覚えていたわけだ。

 わたしは小説を風景もしくはイメージとして読みこむタイプらしい。映画的読書法とでもいうべきか。この読み方だと世界観や背景の描写の多い小説のほうが長く覚えていることになる。自分の好みの小説とはそんなふうなものなのかも知れない。もちろん85%の本も楽しく読んだ。また3年後に読みたい。

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2020年1月16日 (木)

犬の話(3)

わたしがクロと名付けた犬がいた。黒いラブラドールだった。大きな犬だったがまだ子供のようでハネハネしながら飼い主に連れられていた。そのときわたしはクロの後ろ10メートルくらいを歩いていた。飼い主の女性は連れと話しながら歩いている。クロはその後ろをハネハネしながらついていく。わたしは犬にだけ聞こえる低く強く小さな声で言った。

「クロ!」

実はクロと名付けたのはそのときだった。名前を呼んだらどんな反応をするか確かめたくなったのだ。もちろん名前は分からないのだがとりあえずクロだろうなと見当をつけてそう呼びかけたのだ。

わたしの声を聞いたクロはバッと四肢を踏ん張って立ち止まると耳をピーンと立ててバババッと左右を確かめた。飼い主が驚いてクロを振り向いた。クロはグルグルまわりながらキョロキョロしている。わけが分からずおびえているようだ。クロは腑に落ちないようすで歩き出したが、それでも抜かりなく左右後ろを確かめながら歩いている。もうハネハネしていなかった。悪いことをしたかも知れない。

それからクロと出会っても名前を呼ぶことはしなかった。

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2020年1月15日 (水)

銅製流しはいいぞ

 金属製流しは独特の素材感があって好きだ。町家や茶室などで銅製や真鍮製などの流しを見たことがある。写真は根来寺のもの。木製天板とよくなじんで美しい。銅は雨樋を作る素材だから当然流しも作ることができる。錺(かざり)職人さんの分野だ。私もいつか銅製の流しを設計してみたい。

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2019.12.15、和歌山県根来寺

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2020年1月14日 (火)

「円満字洋介スケッチ展」告知

 ハガキスケッチ展を開く。絵はまだ描いていない。2月になって授業が終わったら石橋へ通ってスケッチするつもり。おたのしみに。

「円満字洋介スケッチ展」
・会期 2020年3月26(木)ー30(月)、2(木)ー5(日) 
    12時ー午後6時まで(最終日5時)
・会場 ギャラリー173
    阪急宝塚線石橋駅下車1分
    http://gallery173.blog10.fc2.com/
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2017.11.17/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪府池田市石橋

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2020年1月13日 (月)

ゴム入り階段用モルタル平板が2種類あった

 モルタル平板のゴムが丸と十字の2種類あった。修理で差し替えるときに同じものが無かったのだろう。十字が最初で丸型が修理だと思うが、丸型の数が多い。こういうものってこんなに差し替えるだろうか。そんなことを考えていたらつまづきそうになった。こんなの見ていてつまづくのは私だけだろうか。

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2020.01.10、大阪府高槻市、富田駅

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2020年1月12日 (日)

スケッチを描き初めた

 スケッチ教室初回は一点パースを応用した室内スケッチをした。これが今年の描き初めだ。庭からさし込んだ光が暗めの室内に反射してとてもきれいだ。室内スケッチは昨年「月間茶の間」の取材で描いて以来こんな感じに変わった。それまでのスケッチよりも色使いが濃くて気に入っている。今年はどんな風に変わるのかな。楽しみである。

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2020.01.11/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市、町家カフェ「満月の花」

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2020年1月11日 (土)

阪急石橋駅が昭和初期でなかなかよい

 レールを使ったプラットフォーム上屋も少なくなった。ここは箕面線の始発駅でもあるのでフォームが広々としており、それを軽やかなレール上屋が覆っているようすは清々しい。見たところ昭和5年ころに見える。地下道は角を丸く仕上げた柔らかいデザインでこれもなかなかよい。このまま使い続けてほしい。

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2020.01.02、大阪府池田市石橋

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2020年1月10日 (金)

石橋の洋館を見てきた

 前から気になっていた洋館を見に行った。戦後のものに見えるが昭和10年ごろかも知れない。手前の応接間の破風の下端がスパニッシュ風に切り抜かれていて素敵だ。写真では見づらいかも知れないが主屋の母屋が丸と角が入り混じっている。内側から見えるところは製材したものを使い見えないところは未製材のものを使っているわけだ。こういう仕様は和風の大工さんのやりかたのように思う。石橋には和風中心だが洋館も手掛ける工務店があったということかも知れない。

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2020.01.02、大阪府池田市石橋

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2020年1月 9日 (木)

館ものミステリー平面図を立体化する研究(01)「湯殿山麓呪い村」

 山村正夫のベストセラー「湯殿山麓呪い村」(角川書店1984)を読んでいる。殺人現場となる邸宅の平面図が載っていた。館ものミステリーの平面図は素人くさいものが多いがこれはよくできていた。平面から立面も想像できたので描いてみた。戦後のスパニッシュというのでこんな感じだろうと思う。決して豪邸というほどのものではない。いかにも高度成長期の中小企業の社長宅という趣きなのは小説の設定とおりだ。

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2020.01.02/A4コピー紙、0.5シャーペン2B

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2020年1月 8日 (水)

天龍寺庭園の謎

 上方探索倶楽部で学生さんたちと天龍寺庭園を観にいった。寒い日であった。方丈に座ってスケッチしながら学生さんたちといろいろ話した。

 まずもっともおかしいのは蓬莱島が無いことだ。蓬莱島の方角を規定する鶴島と亀島があるにもかかわらず蓬莱島が見当たらない。とても変だがそれらしい説明もない。誰も不思議に思わないのだろうか。

 もうひとつ分からないのは天龍寺が東西軸となっていること。東から法堂、大方丈、庭園とつらなっている。同じく夢窓国師の庭園のある西芳寺も東西軸だが東から庭園、本堂と並ぶ。また南禅寺は天龍寺と同様もとは後嵯峨天皇の離宮だったが、東から庭園、大方丈、法堂となる。なぜこれほどバラバラなのか。

 いずれもなにひとつ回答が思い浮かばないので、ほかの庭園を観て歩きながら考えてみたい。

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2019.12.22/A4クロッキー帳、0.5シャーペン2B/天龍寺庭園

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2020年1月 7日 (火)

ハスの小さな噴水を見つけた

 本願寺山科別院に六角形の小さな噴水があった。ブロンズ製のハスから水が噴き出す仕組みになっている。ハスの噴水は東本願寺門前に武田が設計した。ここは西本願寺系だが武田作品の影響だろうと思う。西本願寺には藤原義一指導の手水鉢(昭和30年)があった。これもそうなのかも知れない。次に行ったときに記銘がないかよく調べてみる。

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2019.12.21、京都市山科区、本願寺山科別院

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2020年1月 6日 (月)

旧嵯峨郵便局の郵便マーク窓

 これを最初に見たのが学生のころだから1980年代後半のはずだ。ちょうど向かいに新局舎が完成していたので旧舎はなくなるのだろうと残念に思ったことを思い出した。あれから30年間この道を通ることが無かったのでこの建物のこともすっかり忘れていた。先日学生たちと天竜寺を見学したあと高橋先生が風呂屋カフェの嵯峨野湯を案内してくださったので通りかかった。30年前には気づかなかったがよく見ると窓が郵便マークになっている。こんなおもしろい窓は見たことがない(いや30年前に見てるんだけど)。

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2019.12.22、京都市右京区嵯峨

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2020年1月 5日 (日)

宝形の家10 居心地のよい縁側をつくった

 建て替え前の家に縁側があったので同じように縁側を作った。わたしが縁側を設計したのは初めてかも知れない。これがなかなか趣きがあって気持ちのよい居場所になった。その居心地よさを加藤左官の聚楽壁や古い雪見障子がさらに際立たせてくれたように思う。

 縁側は座敷と庭をつなぐものだから庭がないと作れない。住宅から庭が無くなって久しいが、やはり庭や縁側は暮らしの息抜きを与えてくれる大切な場所だと思う。縁側の良さはもっと見直されてよい。

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2020年1月 4日 (土)

第94番の半吉

 2日に宝塚の清荒神へ恒例の初もうでへ行った。みくじをひくのも恒例で今年は半吉だった。半吉は7段階のうちの上から4番目だった。まあほどほどという結果である。内容は次のとおり。

酒席で言葉を慎むことを行い
つまらない人物とのつきあいをしない人は
さいわいにも尊い女性の助けを乞い
まさにわざわいを免れることができるだろう

 半吉なのでわざわいがやってくることが前提である。それをいかに避けるかがみくじの中身だ。
 よく分からないのは「陰公」と「敲」のふたつ。

 公は尊い人、陰は女性と訳すことが多い。陰は女生とは限らないので「陰ながら」とでも訳すほうがよいかもしれない。
 敲は叩く、減らすということ。爻(こう)は形のことなので敲爻は叩いてかたちを壊すという意味になる。「だいなしにする」と訳してもよかろう。

酒席での言葉に気を付けろ
つまらない者とつきあうな
陰ながら尊い人物に助けを求めよ
されば物事を台無しにすることを避けられるだろう

 やっぱり陰公がよく分からない。そのうち分かるのかも知れない。

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2020年1月 3日 (金)

初夢 200102

 ひとりで建築探偵をしている初夢を見た。かみさんに話すと「ゆるぎないね」と言われた。ヲタクとして今年もゆるぎないという意味だ。「それって良い夢なの?」とも聞く。よく分からないが良い夢だと思うのでメモしておく。

 西陣の路地を歩いている。奥に広い庭があるが屋敷はすでにない。

 かたわらに大きな織工場があった。木造2階建ての下見板張りのもので大きなはめ殺しのガラス窓があった。資料館に改造されているらしい。のぞくと2階まで吹き抜けになっており屋根のトラスが見えた。場内には背の高い黄金色の機織り機が据えられていた。動態保存されているのかモニュメントなのかも知れない。上部が螺旋形にねじれており先端はトラスへ達していた。小さな入り口があり市内の大学の機械系の研究室らしい。特別に保護すべき産業のための補助政策により織機を集めている。中へ入ると今風の美術館のようなホールがあった。見学させてほしいと受付でお願いしてみた。聞いてきますと係が奥へひっこんだところで目が覚めた。

(夢読み)
 おそらく目が覚める数分に見たもので黄金色の織機が主役だろう。路地の奥に取り残されたような広い庭園は無意識の象徴だろう。庭園や黄金の織機はそれぞれディテールがはっきりしていたので意識と無意識の連絡がつきはじめていることを示す。しかし庭園は廃止されたものであり織機は博物館に保存されたものでどちらも形はあるが機能はしていない。創造性としてはまだ未熟だということか。保存された織機が見たことのない形で黄金色というのは機能しなかったものが新しいものへ変化し始めているという暗示だろう。

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2020年1月 2日 (木)

宝形の家10 クリンカータイルを使った

 建て替え前の家の玄関がクリンカータイルだったので今回もそうした。以前のものは写真にあるように釉薬掛けの美しいものだった。今回のものは焼きムラのない汎用品ではあるが、なかなか味わい深い。目地を黒くしたのは左官の加藤さんの工夫だ。わたしだとここまで大胆にできずグレーにしていただろう。さすがである。

 このタイルはネット検索してニッタイ工業さんがお持ちなのを見つけた。電話してみると少量でも出すと親切に対応してくださった。クリンカータイルは戦前から外構用タイルとして使われてきた。とくに60年代の公共建築で大量に使われたのでタイル屋さんはメンテ用として同じタイルをストックしているのである。だから通常の出荷は数100㎡となるだろう。たった数㎡の出荷にも対応してくださるのはたいへんありがたいわけだ。ちなみにこの模様は「十字」というそうである。

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今回使ったクリンカータイル
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建て替え前の家で使われていたクリンカータイル

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2020年1月 1日 (水)

第42番の吉だった

 年が明けても何もする気がおきないのでまずは初もうでに出た。昨年は参拝するのに1時間ほど並んだが今年は早く行ったのがよかったようで並ばずにすんだ。幸先がよい。恒例のおみくじ(初穂料200円)は42番の吉だった。吉とは大吉、中吉、小吉、吉と上から4番目、昨年の半吉から1ランクアップした。やはり幸先がよさそうだ。

 みくじの中身は分かりやすい。桂華とは月のことだそうだ。桂の木は月に生えるのだそうだ。

いよいよ春のおぼろ月がのぼってきた
空の雲がどんどんやってきても
貴い人と出会うのであれば
暗い月も再びはっきりするだろう

 多少説明すると月は望みのこと。貴人が雲をはらして月をはっきりと見せてくれるとは貴人の引き立てて望みがかなうという意味だろう。貴人てだれ?とは思うが、まあ幸先のよいみくじである。

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2020.01.01、向日神社にて

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