2019年12月25日 (水)

宝形の家04 鬼師登場

 宝形屋根のトップを瓦で作ることになった。作ったのは鬼師の美濃邉惠一さん。鬼師とは鬼瓦専門職のことだ。奥田さんが屋根屋さんに相談したところご紹介いただいたのが美濃邉さんだった。わたしは鬼師に初めて会った。 

 鬼師さんのお話はたいへん興味深かった。難しいのはムラなく乾かすことだそうだ。夏場は乾燥が早いのでムラが出やすいらしい。横にしたりひっくりかえしたり布をかけたりして乾燥をコントロールするがそれでもなかなかなうまく乾かないらしい。ムラが残ると焼いているときに割れたりゆがんだりするそうだ。そうやって乾燥に手間暇かけているとは知らなかった。

 ちなみにこの鬼瓦のかたちはお施主さんが「天円地方で下は八卦にしてね」というご要望に沿って決めた。特殊なかたちのためどうしたものかと思っていたが美濃邉さんのおかげでうまく納まった。たいへんありがたい。

Img_6147
粘土で形を仕上げたところ。ここから2か月間かけて乾燥させる。

Img_6563
焼きあがって現場に届いた鬼瓦。いぶし銀のテクスチャーが美しい。

|

建築たぬき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。