2019年12月21日 (土)

宝形の家 01 外観

 「宝形の家」が完成した。完成までの過程をメモしておく。

 宝形(ほうぎょう)屋根とはピラミッド型の屋根のことだ。今回は2階が小さいことから宝形にすればかわいいと思ってこうした。

 この建物の特徴は次の3つだ。

1.建て替えだったのだが
  ご高齢のご家族のためにできるだけ旧状に戻した。
  建具や床の間だけでなく、天井や聚楽壁も元のものを使った。
  もちろん間取りもよく似ている。

2.工期の都合で木材をプレカット(工場加工)としたが
  できるだけ伝統的な工法を応用した。
  これは耐震性をよくするためである。

3.各職人さんたちがいろんな工夫をしてくださった。
  施工は奥田拓司さん(京町家工房)のチームなのだが、
  いつもながらチームワークがよかった。

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2019.11.21

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