2019年11月21日 (木)

養父市の狛犬左右逆転事件(2)

 ていねいに説明する時間がないのでメモ程度に説明しておく。

 なぜ狛犬が左右逆転なのか

 結論から言えば子安の祈りが込められているとしか考えられない。陰陽が逆転すれば陰のものは陰の場所へ、陽のものは陽の場所へ戻ろうとするので中央で陰陽がまじりあう。この場合の陰陽交合は妊娠を象徴しているわけだ。以前鞍馬の由岐神社で説明したとおりだ。

 由岐神社拝殿の謎(4)なぜ本殿の狛犬は左右が逆なのか 2019.06.17
 http://www.tukitanu.net/2019/06/post-5adff9.html 

 ちなみに二条城唐門欄間の龍と虎も逆転している。これは龍を朝廷、虎を幕府に見立てた交合を表していると私はみている。これは「京都の風水地理学」じっぴコンパクト新書2017に書いておいた(p.122)。

 さて、おもしろいのは二宮神社のご祭神がツクヨミ神であることだ。月の出を待ちながら安産祈願をする月待ち信仰は関東に多い。関西では聞いたことがないが、もし似た信仰があればその場所としてここはふさわしいことになる。二宮神社の裏手に観音堂があることも月待ち信仰との関連を思わせる。もしそうならどこかに水があるはずだ。

 月待信仰とウサギ 2009.05.06 
 http://tanuki.la.coocan.jp/strangeworld/2009-12.html

 この地域にいくつかツクヨミ神が祀られていて、どこも狛犬が逆転しているなら月待信仰の可能性は高いだろう。ほかの神社も見てみたい。

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