2019年9月14日 (土)

この夏見た一番きれいな建築

 朱塗りのため軒下が明るい。檜皮葺がやさしい。柱間に壁がなく軽やかである。この軽やかで優しく明るい建築が深い森の巨木のあいだに見えるようすはこの上もなく美しかった。引率でなかったらスケッチしたと思う。今度また行ってみる。

 まったく同じお堂がふたつ並んでいる。弁慶が渡り廊下に肩を入れて荷(にな)ったというので「にない堂」の別称がある。正式には左を常行堂、右を法華堂と呼ぶそうだ。ちょうど修行中で堂内から読経の声が聞こえていた。その声が深い森にしみわたっていくようすも不思議でおもしろかった。

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2019.08.02、にない堂(比叡山延暦寺西塔)

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