日野の法界寺をスケッチした
ヒワダ葺きの若い職人さんたちと見てきた。ヒワダが薄いとか言っていたがとてもきれいだという点で一致していた。案内してよかった。これだけ屋根の勾配が緩くてヒワダが薄いのになんでよく保っているのだろうと不思議がっていた。コケがヒワダを防護しているのではないかと議論していた。おもしろい。
ここをスケッチするのは3度目かな。緩い屋根の傾きが描きにくい。屋根の勾配の緩いがゆえに優しく美しい輪郭を作り出している。ヒワダの柔らかい質感がその優しさを引き立てている。描きながら建築家篠原和男の自邸「白い家」に似ていると思った。
2019.08.02/ワトソン紙はがきサイズ、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都府伏見区日野「法界寺阿弥陀堂」
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