空の研究 190813
台風10号が近づいている。明日の朝には九州あたりの上陸するという。2日前から京都では強い風が吹いていて、空もご覧のように台風の空だ。低空を積雲が飛ぶように流れる。東から西への向きは台風の回転と一致する。その上は1万メートルくらいまでなにもなく、よく乾燥していて深い藍色をしている。
このごろ思うのは台風の風の力の強さだ。台風の強風圏の直径は1000キロに及ぶ。一方、台風の高さは10キロ程度だ。台風は薄っぺらいコインのような形をしている。その原動力は中心を噴き上げる上昇気流にある。気流は左回りに回転しながらものすごい力で噴き上げている。これがコイン全体を回転させる。500キロ以上離れた場所に秒速15メートルの風を吹かせる力を生み出すには、どれくらいの強さの上昇気流が必要なのだろう。
2019.08.13、京都府向日市
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