唐破風をはじめて設計した
唐破風をはじめて設計した。屋根葺き士研修の実測実習が早めに終わったので各自唐破風を自分流にデザインする課題を出した。もちろん規矩術の原則を踏まえることが条件だ。ちょうど高台寺の観月台の実測図があったのでそれをベースにした。自分で設計すると仕組みがよく分かるのでよい。
< 大唐破風の上手な作り方 >
1.軒の出は柱間の1/3が標準。ここでは柱間が小さいので1/2にアレンジ。
2.破風板の頂点は柱間の1/4が標準。
3.破風の勾配は2寸8分が標準。このあたりは破風板の幅とも関係するのでアレンジが必要。
4.破風板の照りむくりの境界は下から5.5/10が標準。
5.照り(反り)は破風板巾の0.6、反りは0.35が標準。
6.イバラビレは柱間の1/5が標準。
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