2019年6月15日 (土)

由岐神社拝殿の謎(3)なぜ奥行きが2間なのか

 6×2だと「水克火」となって意味をなさない。6×3であれば「水生木」となって子安の神域にふさわしい。なぜ3間にせずに2間としたか。これは柱数で読むのが正しいと思う。このあたりは常識というより工匠の仕組んだ謎と言えるだろう。

 西拝殿の柱は10本、東拝殿の柱は8本だ。10は土気、8は木気を表す。土気は他の4気を活性化させる土用として働く。つまり8と10とは土気が木気をさかんにするという呪術的意味があるのだ。通常、間口数で意味を構築するところを柱数に置き換えるのはイレギュラーだ。わたしの読み間違いかも知れない。それでも他に説明できないので仮説として掲げておく。

 さてこの拝殿のもっとも大きい謎は、なぜ階段通路がまんなかに無いのかということだろう。拝殿を6間としたところで「まんなか」は無くなるわけだが、別に東から3番目でなく4番目でもいいわけだ。なぜ東から3番目なのだろう。それを解くカギは本殿を守る狛犬にある。謎解きは次回に。
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