2019年6月15日 (土)

【上方探索倶楽部】旧山邑邸をスケッチした(5)

 今回じっくりスケッチして、この建物は完成していないことがよく分かった。それに気づいたのは広間と寝室部をつなぐ廊下にかかる三角梁だ(下写真)。これは帝国ホテルにある梁と同じで、本来はここへ石製のレリーフを張り付ける。同じことは2階応接間(下スケッチ)にも言える。ここは船底天井になるように梁が斜めにかけられていながら天井は平らだ。また応接間の天井際の小窓列の納まりも半端になっている。大広間正面の欄間もそうだ。ここはなにか特殊な欄間が入りそうなのに塞がれて何もない。さまざまなところで作りかけのまま終わっているように見える。工事のときライトは帰国していたし遠藤や南も東京だから足しげく現場を見たわけではないのだろう。図面がそろわず指示もない。分からないところはそのままにしたということ、なのかも知れない。

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2019.06.09/クロッキー帳A4、0.5シャーペン2B/兵庫県芦屋市「旧山邑邸」

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