トリの道 その2
トリの道について考えている。前回は分類について考えた。もうひとつ大事なのは順回路とねぐらだろう。とりあえずメモしておく。
< 冬場の順回路 >
メジロは冬になってエサがなくなると集団になって町へ降りてくる。そのコースがだいたい決まっていて、うちのマンションの専用庭を必ず通る。通る方向も北から南へと決まっている。季節限定であるけれどここには確かにトリの道があるのだ。
< 巡回する混群 >
この冬場の遠征はときとして混群となる。シジュウガラ、エナガ、コゲラが加わることが多い。トリの道は概して低い。地面から数メートル以下の枝の多い樹木を伝っていく。だからはたして地上数十メートルのビルの上にトリの道ができるのかどうか分からない。枝の多い樹を好むのは外敵から身を隠しやすいからだろう。
< ねぐら >
この道はどこから来てどこへ行くのか。おそらくねぐらから出発してねぐらへ帰っていくのだと思う。このあたりだとたぶん向日神社の境内がねぐらだ。向日神社へいけばこいつらと会うことが多い。日頃はそのあたりを巡回しているが、エサが無くなると遠征に出るのだろう。
< 鳥たちの行動範囲 >
たいがいの鳥はねぐらとエサ場を往復している。ハシブトカラスは光明寺にねぐらがある。アオサギは神足神社や茜神社へ帰る。往復距離はカラスやサギ類、ウなどは4キロ程度、メジロなどの小鳥たちは2キロ程度だろう。チョウゲンボウやハヤブサなどは京都盆地の南半分ほどを巡回しているようなので8キロくらいの行動範囲がある。
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