2019年1月 7日 (月)

卒業設計の季節がやってきた

 毎年3つの学校の卒業設計展を見ている。内2校の講評をブログに書いて円満字賞を出してきた。2014年からなので5年目になる。

 講評 http://www.tukitanu.net/cat23973352/index.html

 大ざっぱにいって設計は、発想とそれを形にするための知識と考えたものを人に伝えるプレゼン力とでできている。知識とプレゼン力のふたつは努力すれば身につく。特にプレゼン力は学生のあいだに飛躍的に伸びて社会人並になる。知識は現場経験の裏打ちが必要なので学生のあいだは思うようには伸びない。発想力は個性的なものなので1年生のときにすでに獲得しているものもいる。わたしが講評で気にかけているのはこの発想力だ。そのことに最近気づいてきた。

 以前は志といっていたが、そう高踏的にとらえなくともよいだろう。自分らしければそれでよい。それが一番難しい。自分がなにを好んでなにを厭うのかということを自覚しているかどうか。それは作品に如実に現れる。そこが面白いとわたしは思う。今年も楽しませてもらおう。

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