会員制ホテルだそうだ。なかなかよくできている。上部を刻み込んだ造形がおもしろい。
いわずもがなだが、どこがおもしろいのか説明しておく。
小刻みでランダムな壁面の後退が、増改築を繰り返して個が群になる都市のようなおもしろさを再現している。庇の陰影も利いている。下階の窓には庇がなくシンプルであることと対比して上部の複雑さを強調している。またバルコニーの竪樋やタイルの模様張り複雑さを助長する。そうやって複雑にしながら群としてのまとまりを感じさせるところがよくできている。
2018.10.3、ザグランリゾートエレガント京都
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