木造演習 小舞を編んだ
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梅田から心斎橋までの4駅はドーム天井なのでそれぞれ照明器具が凝っている。いずれも戦後の作品で蛍光灯をうまく使ったかっこいいものだ。残念ながら梅田駅のヒトデ型は無くなってしまったが残る3駅にはそれぞれ形の違う器具があって見ていて飽きない。
梅田駅や心斎橋駅が大きなひとつの器具であるのに対して淀屋橋駅はご覧のような分灯型デザインだ、上下に半球のキャップを被せていて宇宙ステーションのような未来感がある。ステンレスの質感もデザインにふさわしくてかっこいい。設計者を知らないが相当腕のよいデザイナーの手になることは確かだ。
実はホームに立つ空調の吹き出し口も駅ごとに違う。淀屋橋駅は下のようなシンプルなものだ。上部の薄い羽のガラリと胴体部分のタテ縞のパターンがよく合っている。照明器具と同じく未来感にあふれている。高度成長期の力強いデザインはひとつのジャンルを成すと思う。梅田駅のように評価されないまま消えゆくのは寂しい。
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