旧舞鶴鎮守府をロケハンしてきた
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朝一番のロケ中に描いた。まだ寝ぼけているのと、ものすごく暑いのとで何を描いているのか分からなくなっている。そんな感じがよく出ている。自分と周辺環境の状態が如実に残るのがスケッチのおもしろいところだ。
建物はとても興味深かった。大正3年というからごく初期の鉄筋コンクリートで屋上は鉄骨とかまぼこ状の床版の組み合わせだった。陸屋根はレンガ造時代に先に実用化されていたので、今回は壁もコンクリートにしてみましたという作品だ。水気の多いところなので試してみたのだと思うが、100年経ってもびくともしていないのがすごい。わたしは疏水建設を支えたもののうちのひとり、日比忠彦の作品ではないかと思っている。
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ロケのために中へ入れていただいたところ床もレンガ敷きで油が染み込んでいた。ランプ油の匂いがまだ残っている。もしランプを使っていたころの汽車に関わる人ならば、小屋に入ったとたん鼻につく油の匂いで当時のことを思い出すだろう。
ランプ小屋は駅や汽車で使うランプと油を納めておくものだそうで、これがランプ小屋現存最古だそうだ。見たところ北側半分が無くなっている。半分だけでもよく残ったものだ。
スケッチは暑さのために崩壊している。自分でもなにを描いているのか分からない。ランプ小屋のなかは灼熱で、わたしはすぐに逃げてきたが、カメラさんは20分ほど撮影なさっていた。プロはすごい。
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ロケで描いた。番組で使うので訪問した建物を全部描いている。ここは元は井上薬局で、石板製の看板はそうなっている。いまは二代目さんが整体鍼灸の治療院としてお使いになっている。改装に当たって極力元の形を残してらっしゃるのがすごい。
絵はきのうご紹介した宝湯とほぼ同じだ。両方とも木造モルタル塗りの洗い出し仕上げなので表情が似ていることもあるが、それよりもこれが私のブームなのだ。空を塗るのも最近の傾向だ。
歪んだスケッチに絵の具をベタベタ厚塗りすると今までの自分になかった絵になるのでおもしろい。故鈴木喜一のスケッチの影響でもある。
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