ゾウさんの線香立て
宝物館のなかに五重塔の大きなモデルが安置してあり、その前に据えられている。長さ30センチほどで木彫に彩色したもののように見える。全体が白くて眉と口元に朱がさしてあり、なかなか愛嬌があってかわいい。以前も描いたことがあったと思うが、今回も描いてやった。
描いていると年配の女性が寄ってきて見ている。わたしもこんな風にさらさらっと描きたいと言う。素直な感想だ。わたしは絵が描けないので写真にしたと言って首から下げた一眼レフを掲げて笑っていた。誰でもこれくらい描けますよと答えておいたが、実際にこうやって「さらさらっ」と描けるようになったのは私の場合200枚くらい描いたころからかな。続けていると自然に描けるようになるものだと思う。これで5分くらい。
2018.07.01/クロッキー帳はがきサイズ、0.5シャーペン2B/奈良市元興寺
どこから描き始めたかお分かりだろうか。目からだ。目>牙>鼻>頭>耳と描いて胴体と足を付け足していった。わたしは部分を描き足していって全体へ展開させる。それは何を描いてもそうだ。普通は全体の割り付けをしてから細部へ降りていく描き方をするらしい。やってみたこともあるがわたしには難しかった。人それぞれ自分に合った描き方があるので、それはどっちでも構わないと思っている。
| 固定リンク
「水彩スケッチ」カテゴリの記事
- 舞鶴の若の湯さん(2019.02.14)
- 真島健三郎のレンガ倉庫を見た(2019.02.09)
- 旧福知山信用金庫本店(2019.02.03)
- 旧松村邸の洋館(2019.01.31)
- 一点パース世界の練習中(大阪パース教室)(2019.01.22)
コメント