武田の初期作「関西美術院」を描いた
ロケで関西美術院へ行った。25年ほど昔、実測調査をしたことがあって、あの図面は役に立ったと言ってもらった。武田五一30才代の作品だが、改装と増築を繰り返し元型がどうなのか今いち掴めないのがもどかしい。じっくり腰を据えて徹底的に調べてみたいものだ。
ロケから帰ってからひとつ思いついたのは架構が工場建築に似ていること。片流れトラスなのだが、窓があるほうの柱がトラスの束を兼ねている。よく考えたらちょっと不思議な軸組で、そのおかげで窓側がすっきり納まっているのだ。武田らしい合理性に満ち満ちた作品だったのだ。
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