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2017年12月

2017年12月31日 (日)

旧東山区役所

 戦前の区役所建築で残っているのはもうこれくらいしかないのかも知れない。今は隣の国博が使っている。最上階のホールも見たかったが、今は小部屋に仕切っているので古い部分は見られないそうだ。

 「続・京都建築探偵団」のロケで訪れたが、森田慶一作の収蔵庫が残っていてテンションが上がった。ほかに旧区役所裏の増田風の建物も気になる。

 バルコニーの手すりが法隆寺の卍くずしになっているが、なぜか左右が逆になっている。全体は柔らかいアールデコでまとめながら、部分的に和風モチーフが現れるという大人のデザインだ。

 スケッチは20分くらい。冬場なので絵の具の乾きが遅く、すぐ滲んでしまう。それもまたおもしろいのだ。


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2017.12.20/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/京都市

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2017年12月30日 (土)

デザイナーズ文具店「ウラグノ」

 建築学校の学生さんに教えてもらった近代建築。三十三間堂の南にある。付け柱を2階分通してモダンに見せながら、そのあいだに瓦の載った庇をはめこんでいるところが、なかなかおもしろい。庇下の丸窓もおもしろいが、これが当初のものなのかどうかは残念ながら不明。

 いまはデザイナーさんと紙屋さんとがコラボした便せんやメモ帳などの文具の店となっている。ビルのオーナーは陶器屋さんだそうで、元電燈会社の倉庫だったものを買ったそうだ。隣に大仏変電所があることから、元は京都電燈の資材置き場であった可能性が高いがウラは取っていない。

ウラグノさんのHP http://www.uragu.com/infomation/index.html

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2017.12.11/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/京都市

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2017年12月29日 (金)

旧京都芸大本館

 なぜか近代化遺産リストに載っていない。今は智積院が宗務所として使っている。

 当時の京都市営繕の特徴である不思議模様のボーダーラインがパラペット下に入っている。全体はカクカクした構成主義風で、正面車寄せの左右に縦長の四角いアルコーブがついている。ひょっとしたら照明器具でも付いていたのだろうか。

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2017.12.11/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/京都市

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2017年12月28日 (木)

豊国神社宝物館の玄関唐破風

 ここの一番の特徴はロの字プランになっているところ。中庭から採光する形式で、吉田五十八の大和文華館(1960)の先取りだ。今は明かり窓は塞がれているが、展示品を損なわない程度に窓を復活させれば心地よい美術館になるだろう。

 1925年(大正14年)竣工、清水組設計施工。こうしたコンクリートのプレキャストの組み物を吊込む手法は大正時代に成立したようだ。コンクリート和風の早い事例と言える。同じ清水組の大覚寺心経殿(藤井厚二設計)も1925なので比較するとおもしろいかも。

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2017.12.11/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/京都市

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2017年12月27日 (水)

七条大橋を描いた

 「京都建築探偵団」のスポンサー用背景として訪問した近代建築のスケッチを使うことになった。最初は七条大橋。

 先日聴竹居をスケッチしたときから自分でも分かるほど絵柄が変わった。もともと緻密系ではなく粗雑系だったが、それに拍車がかかっている。もっと粗雑にしていきたい。

 この橋は意匠担当の森山松之助や山口孝吉が表に出ることが多いが、この扁平な3点アーチの美しさは構造担当の柴田畦作をほめるべきだと私は思う。1913年竣工。


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2017.12.11/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/京都市

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2017年12月26日 (火)

東山トンネルの山科側

 京都建築探偵団のロケハンで東山トンネルの山科側へ行ってみた。1921年に開通したきれいな馬蹄形トンネルだった。

 扁額の左右のレンガを飾り積みにしたり、城壁風のトップにカマボコ型の飾りを入れるなどなかなかおもしろい。


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2017.12.04、京都市山科区、JR東山トンネル

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水面の描きかた

 今回、受講生の描きたいというのはフランスの古い橋の絵だった。二消点と見て描いてみた。水面は水水平ラインで描けることは以前試してみたが、そこへアーチの影を落としてみたところ大変よくできた。静かな水面は水平塗り+陰影だね。

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2017.12.25

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2017年12月25日 (月)

自家弁当 171222

 摂南大の講師室は学食よりも混みあっている。外界を遮断する遮蔽モードにして手許と天井を交互に眺めながらモクモクといただいた。シュウマイと佃煮が入っていた。これが本年最後の自家弁当である。おいしかったです。ごちそうさまでした。

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2017.12.22、摂南大にて

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2017年12月24日 (日)

鏡の国の京都駅

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 京都駅の鏡の壁に京都タワーがきれいに映っていた。構内のクラスマスツリーもきれいに映っている。鏡の国は夜のほうがきれいかも知れない。みんなも探してみてね。


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2017.12.18、京都駅

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2017年12月23日 (土)

神戸南京町で買った「ピータン」

 神戸の中華街・南京町でピータンを買った。土を落とした状態のが6個入ったのをいつも買う。これが一番うまい。珈琲色の透明感が美しい。プルルとした白身ととろけるような黄身の食感のコントラストが楽しい。薄い塩味と玉子の旨みが溶け合って最高にうまい。

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2017.12.21、自宅

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門寿司「シジミのバター焼き」「寿司12貫」

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 シジミのバター焼きというものを初めて食べた。アサリくらい大きなシジミだった。シジミは旨みのなかにあるわずかな苦味がさわやかだが、それがバターの香りに包まれて大層うまかった。

 12貫の握りの種類をバラバラにしてもらって、それを4人でジャンケンしながらいただいた。わたしはイクラとシャケとハマチをいただいた。もちろん最高にうまかった。来年もよろしく。


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2017.12.22、大阪府寝屋川市大利商店街、立ち呑みの門寿司

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2017年12月21日 (木)

山本屋本店「スタミナもつ入り味噌煮込みうどん」

 フタ付き土鍋で出てくる。少しずらしたフタの陰からグツグツ煮立っているのが見える。フタを自分で取らねばならない。お手拭きで鍋を掴んではずす。しかし実はフタは熱くはなかったのだ。うまうまと平らげて、落ち着いて店内を見渡すと、驚いたことにみんなフタにうどんを取り分けて食べている。フタは皿だったのだ。そういえばフタのくせに穴が開いていなかった。でも見かけは鍋のフタなのだ。さて、フタ皿を添えるのは名古屋ルールなのか? それとも山本屋本店のルールなのか。今度は違う店へ行ってみたい。


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2017.12.18、名古屋市栄中日ビル「山本屋本店」

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2017年12月20日 (水)

「続・京都建築探偵団」クランクイン!

 KBS京都で毎週放映中の5分間番組「京都建築探偵団」は好評につき「続・京都建築探偵団」として1年間の延長が決まった。来年1月は七条東エリアとして京都国立博物館などをご紹介する。お楽しみに。


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2017.12.20、京都市内

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2017年12月19日 (火)

自家弁当 171219

 今回はシュウマイが入っていた。具材が出たところでガツガツせずに、具材の周辺を食べ進めればおにぎりが壊れなくてすむことが分かった。そうすれば自然と具材とごはんとを一緒に食べることもできる。ようやくおにぎりを上手に食べることができるようになった。

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2017.12.19、関大にて

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2017年12月18日 (月)

大須観音を描いてみた

カルチャーセンターの終わった後、行きたいと思っていた大須観音まで歩いてみた。栄からだと1時間もかからない。複雑な商店街を抜けていくのがおもしろかった。大須観音は戦後のコンクリート寺院で、平等院のような翼廊を備えていてなかなかかっこよかった。これで20分くらいかな。結構寒かった。

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2017.12.18/ワトソン紙ハガキサイズ、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/名古屋市大須観音


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2017年12月17日 (日)

鏡の国の博物館

 博物館のゲートのところに水が張られていて鏡になっている。向こう側に見えるのが新館だが、その上にも下にも空が映っていておもしろい。よく見ると新館のカーテンウォールにも空が映っている。ガラスに映った空がさらに水鏡にも映っているわけだ。どれが本物なのか次第に分からなくなる。

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2017.12.13、京都国立博物館

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2017年12月16日 (土)

新京(梅田地下食道街)「八宝菜」

 新京の字葉っぽ彩はやさいい味わいで大阪梅田かいわいでは絶品だ。とろみが薄味で皿をなめるようにいただける。

 ちなみにちゃんと8種入っている。イカ、エビ、白菜、ピーマン、ネギ、ニンジン、豚肉、キクラゲ。八卦には当てはまらない。紫がないから。

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2017.12.14、大阪市梅田地下食道街「新京」

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門寿司「アイナメ身、握り寿司6貫」

 さばく前に見せてもたっらが、25センチほどあるアイナメだった。アイナメってこんなに大きくなるんだ。大きいだけに切り身も分厚い。コリっとした歯ごたえがあり、白身魚らしい甘味があってうまかった。

 最後は3人で6貫の握りをジャンケンでいただいた。今回はその内3種がサバだった。サバと言っても部位がいろいろあるらしい。わたいしゃサバをひとつとマグロをいただいた。おいしかった。門寿司さんありがとう。


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2017.12.15、大阪府寝屋川市、大利商店街「門寿司」


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2017年12月15日 (金)

自家弁当 171215

 おにぎり弁当が続いていたが、久しぶりの弁当だった。製図室横の準備室で、ふたりの同僚講師たちの前で弁当を広げた。うらやましそうに見ている前でゆっくり味わった。厚切りハムが山盛りでうまかった。

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171215、摂南大にて

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2017年12月14日 (木)

自家弁当 171213

 普通サイズの2倍近くある。両手で持たないと食べられない。中央のマグマの部分に具が入っている。。そこまで食べ進むのがたいへんだ。夢中になって食べていると突然具が現れる。これには唐揚げが入っていた。そこで注意しなければならない。唐揚げほしさでがぶりとかじると、中信を失ったおにぎりが惑星崩壊を起こして2つか3つに分裂する。そうなってしまうととても食べにくくなる。両の手のひらで破片を包むようにして犬食いするしかない。かと言って中心を残したまま他方面を食べようとおにぎりを傾けると具が転がり落ちそうになって危ない。さて、どうやって食べればよいのだろう。

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2017.12.13、同女にて

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2017年12月13日 (水)

英国の水車小屋

 パース教室は受講生が描きたいものの写真を持ってくる。今回はイギリスの水車小屋だった。18世紀のもので今売りに出ているらしい。水車は軸だけがの残っており車は無かった。なかなか興味深い建物で、みんながおもしろいものを見つけてきてくれるのが楽しい。

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2017.12.11、ワトソン紙A4、2Bシャーペン0.5、透明水彩

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2017年12月12日 (火)

満月の花「ローストビーフ丼」

 がっつり食べたかったので「満月の花」名物ローストビーフ丼にした。ごはんを自家製ローストビーフで巻き半熟玉子が添えられている。これってロコモコだよね。

 ローストビーフはしなやかで柔らかく、おろしポン酢が肉の旨みを引き立てている。玉子でまろやかになった肉汁の旨みがごはんに染みわたってうまい。みんなもいっぺん食べてみ。


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2017.12.11、京都市四条烏丸、町家カフェ「満月の花」

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2017年12月11日 (月)

まいまい京大北

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 叡山電車茶山駅に集合して鴨東教会、駒井邸から京大農学部まで歩いた。「まいまい京都」は常連さんが多いせいか参加者のノリが良くて楽しい。ツアーはガイドと参加者が協力して作るものだと思う。


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 最近、新コースを模索していて、これもそのひとつだ。駒井邸の内部見学を盛り込んだのがミソだ。ヴォーリズの魅力を余すところなく紹介できる。また、鴨東教会と農学部演習林事務所を続けて見ることで大倉三郎の話しもできる。農学部正門と湯川記念館で森田慶一も分かる、という欲張りコースである。


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2017.12.09、まいまい京都「京大北コース」

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2017年12月10日 (日)

芸術配管 171205

 この駅の配管もいい具合に芸術化している。プリント基板か操車場線路のようにも見える。

 繋がりながら複雑化するルールがあるのだろう。そのルールのひとつがオーバーレイだと思う。古いものを残しながら新しいものを被せていく。最初整然としていたものが、後続配管が隙間に入り込むことで複雑化する。

 最初の整然さがくずれているわけもなく、かと言って新しい秩序も生まれていない。いつも変化の途上であるという中途半端さと不安定さに私は惹かれる。

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2017.12.05、阪急千里線関大前駅

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おでん

 かみさんがおでんを作った。スーパーでタコが安かったようで、タコ出汁となった。練り物に玉子、コンニャクというラインナップだ。ゴボテンはかみさんの好物らしい。いずれもタコ出汁がよく染み込んでおいしい。薄味のスープも飲み干すうまさだった。

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2017.12.09、自宅

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2017年12月 9日 (土)

関大の階段

 ちょうど陽が沈んだところだ。白く浮かび上がった階段が、まるで西方浄土へ続くようだ。名神高速の赤いテールランプの列と夕日の残照とがよく馴染んでいた。なにげない風景なのだが、ああきれいだ、と足を止めさせるくらいの力があった。


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2017.12.05、関大にて

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ぴあひとまち「日替わりランチ」

 初めて入ったが、なかなかクオリティが高かった。メインはあんかけ厚揚げだが、やわらかい味付けで好感がもてる。焼きサバ、キャベツのサラダ、大根の酢和えとどれも家庭的な味付けでうまかった。有機五穀米があっさりした味わいで薄味の料理を引き立てていた。


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2017.12.06、京都市景観まちづくりセンター「ぴあひとまち」

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ホワイトボード落描き(4)

 これも製図室に転がっていた模型だ。300分の一くらいの小さなボリューム模型だが、なかなかおもしろいので描いてみた。これで15分くらい。

 建築は物体を造るのではなく、物体のあいだに広がる場所性を造ると私は思っている。この模型からは確かな場所性が感じられる。


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2017.12.08、摂南大にて

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門寿司「ワカサギ素焼き、ガシラ煮つけ」

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 ワカサギはこれから南蛮漬けにするところだというのを分けてもらった。塩も使っていない素焼きのままだ。頭からかじりつくとオーブンから出したばかりの温かさで、ワカサギ独特の旨みが味わえてうまい。

 ガシラは身がプリプリで食べやすい。甘辛い出汁が白身によくからんでこちらもうまかった。寒い夜だったがここへ来るとほっと心が温まる。ごちそうさまでした。

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2017.12.08、大阪府寝屋川市大利商店街、立ち呑み「門寿司」

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自家弁当 171208

 おにぎり表面にジャコや佃煮昆布などが張り付いている。かぶりつく方向で味が変わるのがおもしろい。中には鶏肉の醤油煮が入っていた。ごはんにいろんな味がついていておいしい。


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2017.12.08、京阪特急にて

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2017年12月 7日 (木)

木造演習 塔初層を仮り組みしてみた

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 およそ部品が揃ってきたので初層の仮り組みをしてみた。これは法起寺の三重塔の十分の一モデルだが、わたしは初めて塔がどんなふうに造られているのか分かった。材料はヒバ材なので、ヒバ独特の香りに木工室は包まれている。帰宅してもまだ指先から香っていた。

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2017.12.05、関大にて

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2017年12月 6日 (水)

聴竹居でスケッチ教室

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 ちょうど公開日だったので聴竹居でスケッチした。お天気もよくて気持ちよくスケッチできた。みんな調子がよくて2枚づつ描いていた。それぞれに工夫があって楽しい。


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2017.12.02、京都府大山崎町「聴竹居」にて

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2017年12月 5日 (火)

聴竹居スケッチ02

 正面を描くためには石段を降りなければならない。正面の見えにくい建物だ。わざとそうしているのだろう。控えめで奥ゆかしいのが聴竹居のおもしろさのひとつだ。見上げのスケッチなので描きにくいこと極まりない。この構図でもう一度描いてみたい。

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2017.12.02/ワトソン紙ハガキサイズ、0.3グラフィックペン、固形透明水彩/京都府大山崎町「聴竹居」

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2017年12月 4日 (月)

阪急石橋駅あたりの路地

 路地の左側は廃止された水路の上に店が建っている。右側はビルに建て変っていて焼き肉店の排気塔が林立している。映画のワンシーンのような路地で、作ろうと思っても作れないおもしろさがある。

 残念ながら左側の店舗はいずれも閉店し空き家だった。おもしろい路地の残骸といったところ。それもまたおもしろいと思う。

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2017.11.23/ワトソン紙ハガキサイズ、0.3グラフィックペン、固形透明水彩/阪急宝塚線石橋駅

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2017年12月 3日 (日)

聴竹居スケッチ01

 スケッチに行く前から絵の具のベタベタ塗りをしようと決めていた。ねぜだかわからないが鈴木喜一が超蟄居を描いたらこうなるというイメージが湧いていた。鈴木喜一はわたしの尊敬する建築家のひとりだ。

 窓枠を濃いセピアでギュッと太目に描いて、壁をイエローオーカーでベタベタ塗った。思っていたように描くことができた。新しい画法をひとつ覚えた。ギュウギュウ描くのも楽しい。


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2017.12.02/ワトソン紙ハガキサイズ、0.3グラフィックペン、固形透明水彩/京都府大山崎町「聴竹居」

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2017年12月 2日 (土)

【閑谷学校の風水】 03.洛書後天図で設計された学校

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 先に四神に照らして講堂が西にある理由を見た。それは金言である孔子の学び舎として金気の領域である西が適当だという理由であった。

 五行を方角に当てはめると下図のようになる。添えた数字はそれぞれの気を象徴する数字である。


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 おもしろいのは水の領域にある孔子廟に6があふれていたことだ。

 まず釘隠しが六葉だった。次に中の間の床が塼(せん)の亀甲張りだった。亀甲とは正六角形のことだ。

 6は水を象徴する数字だから、孔子廟が水の領域に建っていることを示すのだろう。6について儒教的な意味があるだろうが、それとは別に五行説にも則っているはずだ。


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 方角の五行配置を発展させたものが九星図の元となる洛書後天図だ。

 これに閑谷学校を当てはめると講堂や孔子廟のほかに椿山や御納所も当てはまる。御納所は閑谷学校を開学した池田光政の遺品を納めた塚で、椿山はその参道であるツバキのトンネルのことだ。

 東は木気の領域だ。木気は季節でいえば春となる。椿は字のなかに春を含むように木気を象徴する花と考えられる。

 また御納所は円墳である山をかたどっていることは明らかだ。

 このことから閑谷学校は洛書後天図に照らして配置されていると推定できる。


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 おもしろいのは、この図によれば講堂は「兌(だ)」に当たることだ。これは巫女の象形文字で天の言葉を口にするという意味となる。また、兌が悦(よろこび)に通じることから喜びを表す言葉だ。講堂は学問の喜びを知る場所となる。

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ホワイトボード落描き(3)

 製図室には学生さんの作った模型がころがっている。そのなかにお気に入りのものがあって、いつも愛でている。ふと思いついてパースにしてみた。やっぱりおもしろい。


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2017.12.01、摂南大にて

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2017年12月 1日 (金)

自家弁当 171201

 おにぎり弁当なので京阪特急のなかでも食べやすかった。むしろひと時の遠足気分を味わえて楽しい。中にはシュウマイとキャベツの豆板醤炒めと佃煮、奈良漬が入っていた。いずれも濃い味でごはんとよく馴染んでうまかった。

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2017.12.01、京阪特急にて

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