2017年12月 2日 (土)

【閑谷学校の風水】 03.洛書後天図で設計された学校

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 先に四神に照らして講堂が西にある理由を見た。それは金言である孔子の学び舎として金気の領域である西が適当だという理由であった。

 五行を方角に当てはめると下図のようになる。添えた数字はそれぞれの気を象徴する数字である。


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 おもしろいのは水の領域にある孔子廟に6があふれていたことだ。

 まず釘隠しが六葉だった。次に中の間の床が塼(せん)の亀甲張りだった。亀甲とは正六角形のことだ。

 6は水を象徴する数字だから、孔子廟が水の領域に建っていることを示すのだろう。6について儒教的な意味があるだろうが、それとは別に五行説にも則っているはずだ。


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 方角の五行配置を発展させたものが九星図の元となる洛書後天図だ。

 これに閑谷学校を当てはめると講堂や孔子廟のほかに椿山や御納所も当てはまる。御納所は閑谷学校を開学した池田光政の遺品を納めた塚で、椿山はその参道であるツバキのトンネルのことだ。

 東は木気の領域だ。木気は季節でいえば春となる。椿は字のなかに春を含むように木気を象徴する花と考えられる。

 また御納所は円墳である山をかたどっていることは明らかだ。

 このことから閑谷学校は洛書後天図に照らして配置されていると推定できる。


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 おもしろいのは、この図によれば講堂は「兌(だ)」に当たることだ。これは巫女の象形文字で天の言葉を口にするという意味となる。また、兌が悦(よろこび)に通じることから喜びを表す言葉だ。講堂は学問の喜びを知る場所となる。

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