宮部みゆき「荒神」
670ページもある。遅読ゆえ読み通せるか自信がなかったがスラスラ読めた。それでも1ヵ月かかったが、ストーリー展開が速くて楽しく読めた。
ストーリーそのものには異論がある。本当にあの終わり方で良かったのか。からみあったいくつかの筋を最後の10ページで断ち切るように終わらせている。それがこの人の書き方なのか。1ヵ月も読んできてズバッと終わられると途方に暮れてしまうぞ。
宮部みゆきは初めて読んだ。1960年生まれ。1987年オール読物推理小説新人賞を「我らが隣人の犯罪」で受賞しデヴュ。その後数年おきに各賞を受賞している実力派だ。
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