瀧羽麻子「うさぎパン」
表紙買いした。月イチ2文(参照)の2冊目。瀧羽麻子はたきわあさこと読む。
あさのあつこは、読者を何ページ目で泣かせるかということをコントロールできると書いていた。それを思い出した。計算されているのだろうけどそれを感じさせない自然なストーリー運び。
わたしの涙腺は「失われていたものを取り戻す」ところで緩むが、それは他の人も同じかも知れない。ストーリー運びの常套なのだろう。でも何度でも泣ける。ストーリーを仕込むと小説は自立するのだろう。でもストーリーって何だろう。
瀧羽麻子は2007年ダ・ヴィンチ大賞を「うさぎパン」で受賞、26歳でデヴュ―。
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