学校の近く
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「GOうえすとっ!」の後、上桂あたりをぶらついていて偶然行き当った。これほどすばらしい茅葺きが住んでいる近くにあったとは知らなかった。早速スケッチしてみた。これで20分くらい。
文化遺産オンライン(参照)によれば江戸時代後期のものらしい。山口家は代々庄屋の家筋だった。だから長屋門がある。長屋門は家の格式を示している。
わたしは長屋門を見ると武家を連想してしまう。もともと長屋門は馬屋だったと考えているからだ。このあたりは平安時代以来、桂川水運と老い坂の峠越え陸運との交易中継点として栄えた。つまり武家の本拠のひとつであったわけだ。山口家もそうした古い武家の系譜に連なる家筋なのかも知れない。
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露頭掘りの跡を初めて見た。なかなか迫力がある。この採掘跡は古いことは分かっているが、どこまで古いのかは分かっていない。わたしは秀吉のころではないかと思う。
多田の銅山は奈良の大仏建設のために奉納されたという伝説がある。わたしはそういうこともあったろうと思う。思い返せば丹波高原は鉱物資源の宝庫であるし、丹波勢は神話時代からの一大勢力だ。よく考えれば丹波の「丹」が鉱物だ。丹波=丹庭は鉱山を指すのかも知れない。
こちらが新しい坑道で中が見学できる。この坑道は削岩機を使ったものなので新しい。露頭掘り跡はこのすぐ上にある。
坑道の岩肌に鉱脈が筋となって見える。鉱脈とは岩のあいだに挟まった薄い紙のようなものだ。地上の露出した部分から掘り始め、深くなると山腹から横穴と竪穴をつないで鉱脈までショートカットして掘り続ける。そのことがよく分かった。
青木間歩の横の川は底の岩が平に削られていた。これは高瀬船を通すための大掛かりな整備だろう。これだけ大掛かりでありながら誰も気づいていないのは、地域調査が甘いとしか言いようがない。
採掘された鉱石は小規模ならばその場で精錬されたろうが、規模が大きくなると精錬所まで船で降ろすしかない。これはそのための遺跡であって、そのスケールの大きさから秀吉を思わずにはいられない。
わたしは今まで多田源氏がなぜ川西にいるのかよく分かっていなかった。これは多田銀銅山の猪名川舟運の利権を握った水賊なのだ。戦国時代の丹波勢の強さは鉱物資源の運搬を担っていたことによるのだろう。
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見学勉強会「GOうえすとっ!」で訪れた浄住寺ではお庭も見せてくれた。赤い腹のイモリがたくさんいる。水がきれいな証拠だ。モリアオガエルの卵を住職が教えてくれた。もう小さなオタマが孵ったそうだ。
このような池泉式は禅寺では珍しいそうだ。方丈が伊達家の寄進なので、それと同時だとも言われている。庭の寓意はよく分からないと言う。池のなかの島石を釈迦の歯だと言った方があるそうだ。それはこの寺の中心が釈迦の歯を納めた寿塔だからだ。そう言われてみれば歯のようにも見える。
わたしは斜面に並ぶ石列に気が付いたのでスケッチしてみた。池から山へ点々と続いていく。この先は山号ともなった衣笠山だ。
石は龍脈を表すのだろう。衣笠山に発した龍脈が池のほとりの四角い台のような石に至る。これは座禅石だとも言われるが、わたしは船に見える。気はそこから歯の島へ渡るのだろう。つまり寿塔に祀られる釈迦の歯は衣笠山に降りた神に直結しているという寓意ではないかと思った。
2017.05.28/クロッキー帳、2Bシャーペン0.5/京都市西京区浄住寺
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前から気になっていたステンドグラスを中から見てきた。階段室に色づいた光が躍っていて幻想的だった。ステンドグラスはそのものもきれいだが、それが床や壁に映り込んだようすが美しい。
外から見たようすはこちら 関大第2学舎 ステンドグラスがあったよ
図柄は、3階は「ユリとヘルメスの杖」、2階は「ハトと天秤」に見える。ヘルメスの杖は商業、ユリは純潔の象徴だから商学を表すのか。天秤は正義の女神、ハトは平和の象徴だから法学を表わすのか。色ガラスのまわりに白と透明ガラスの格子を組んだあたりがなかなかよくできていて見飽きない。
まわりを探したが説明は無かった。これだけの作品なのだからタイトルと作者名は入れてほしい。
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毎年田植えの時期になると、この風景を楽しみにしている。たんぼに車窓が映って、まるで空を飛んでいるかのように見える。稲が育つまでのひとときの楽しみだ。「銀河鉄道の夜」はこんな風景から着想を得たのではなかろうか。
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今回のスケッチ教室は神泉苑まで足を延ばした。榮長大治良の作品集をみんなで見て、彼の樹木の描き方を研究した後に各自スケッチした。わたしは最初ペンで描いてみて、その次に6Bホルダーでこれを描いた。6B ホルダーくらいが練習用にはちょうど良いかもしれない。
2017.06.03/スケッチブックB5E、6Bホルダー/京都市神泉苑
榮長は樹木がうねりながら成長するようすを動画を見るように描いている。動きはスケッチできないのだが、動いているように見える。これが樹木や人体をスケッチするおもしろさではないだろうか。いずれは人体スケッチもしてみたい。
6Bホルダーは知らないひとも多いようだが画材屋で普通に売っている。正式には芯ホルダーの5.6ミリというらしい。わたしは以前1年くらい使っていた。ハガキスケッチには少し大きいが、それでも結構描ける。
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