« 2017年4月 | トップページ | 2017年6月 »

2017年5月

2017年5月31日 (水)

伝道院の裏側

 伝道院はどの方向から見てもおもしろい。特に西側はよく見えるので以前にも描いたことがある。インド風の不思議なモチーフが満載で何度見ても見飽きない。黄色いタイルは昨日アップした正面にもあったが、これってタイルではなく化粧レンガなのではないかと気付いた。一度近くに寄って確かめてみたい。

Img_9781
2017.05.27/ワトソン紙ハガキサイズ、4Bホルダー、固形透明水彩/京都市下京区西本願寺

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月30日 (火)

伝道院を描いたった

 来春に個展を開くので、ネタを揃えるためにできるだけスケッチに出るようにしている。これくらい複雑な形だと描いていて楽しい。わたしは築地本願寺よりこっちが好きだ。築地のほうはシンメトリーでちょっといばったところがあるので馴染めない。それにひきかえこっちは形もおもしろいし、町家のなかで肩身を狭くしているところもかわいい。こういう建築を造りたい。

Img_9780
2017.05.27/ワトソン紙ハガキサイズ、4Bホルダー、固形透明水彩/京都市西本願寺

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月29日 (月)

【猪名川町めぐり】 3.平安精錬所跡

 精錬所の遺跡はもうひとつあった。なぜかレンガの構造物がバラバラになっている。これは真吹炉と呼ばれるものらしい。江戸時代以来の伝統的な精錬法で、ふいごが送風機に機械化されている。

 こうした小規模な精錬所が多田銀銅山周辺に点在したのだろう。鉱山は住友のような大規模なものを想像しがちだが、こうした家内工業的な精練は昭和初期まで広く行われたと考えてよい。

Img_9745
2017.05.25、兵庫県川西市「川西市郷土館」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月28日 (日)

自作縁台で食べるカレーがうまい

 この日は忙しかっのだが、せめて食事くらいはゆっくりしようと思いカレーを作った。かみさんの作った野菜スープにカレー粉と片栗粉を投入し、レンジで温めた残りごはんにかけてみた。とろみのついたカレースープがごはんによくからんで滅法うまい。片栗粉を考えた人はえらい。

Img_9715
2017.05.24

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スナップエンドウの花が咲いたよ

 9日前に棚を作っったときはまだ本葉が出たばかりだったのに、もう花が咲いた。さすがにマメ科は成長が早い。この調子だと初収穫も間近か。たのしみたのしみ。

Img_9783
2017.05.27

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月27日 (土)

JR山科駅の遺構

前からきになっている。戦後すぐくらいのものではないか。こうした看板系のものは、ジャンルが明確でないので研究対象となりにくく、結果的によく調べられもせすに失われることが多い。これはぜひこのまま残してほしい。

Img_9764
2017.05.26、京都市山科区

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月26日 (金)

【猪名川町めぐり】 2.レンガの刻印

 堀家精錬所跡からは溶鉱炉跡も出土し、それは岸和田レンガの×マークが付いていたと説明版にあった。展示されていた出土レンガ壁の一部には岸レンのマークのほか大阪窯業のもあった。

Img_97202
(左)岸和田レンガ会社の×マーク(右)大阪窯業の〇にYマーク

Img_9721 展示されていたカラミレンガと鍋型カラミ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月25日 (木)

【猪名川町めぐり】 1.多田銀銅山に来ている

 こんな近くに鉱山系の産業遺跡があるとは思わなかった。なかなかカッコいいレンガの遺構である。来て良かった。

 これは1908年に建設された堀家精錬所の選鉱場跡で動力を使って鉱石の上げ下ろしをしたらしい。詳細は不明。建設翌年の銅値暴落で操業停止となった。

Img_9722
2015.05.25、兵庫県猪名川町

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月24日 (水)

つけ麺渡辺西院店「太麺、魚介鶏豚骨ラーメン」

 麺の太さを選べる。太麺にしたところウドンのような麺で驚いた。ツユも選べる。わたしは普通に豚骨味にした。カツオ出汁の利いた甘からいツユだった。それが太麺によくからんでうまい。カウンターに電熱器が置いてあり、ツユを温め直すことができる。残ったツユはポットの出汁湯で薄めて飲む。ごはんを入れて汁飯にしてもよいらしい。こんど試してみるか。数年前からつけ麺が流行っているが、これって台湾屋台の混ぜソバだったんだね(参照)。

Img_9610
2017.05.18、京都市西院駅

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月23日 (火)

ハス鉢に金魚を入れた

 本当は毎年ヒメダカを入れているのだが、今品薄で手に入らない。仕方がないので金魚を買った。金魚すくいを思い出した。ハス鉢のしこは泥で黒いので、ヒメダカよりも金魚のほうがよく見えておもしろい。

Img_9709
2017.05.22

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月22日 (月)

京都御苑のなにか

 御所を歩いていたら写真のような不思議なものを見つけた。戦前に造られた銅像台座のように見えるが何だろう。もう少し近寄れば何か分かるかも知れない。また今度見てくる。

Img_9705
2017.05.20、京都御苑堺町御門

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月21日 (日)

【驚きのリトルワールド】 韓国の農家

Img_9587 かまど

 かまどがとてもきれいだ。羽釜は羽が日本より幅広で安定感がある。ふたも鉄製でかっこいい。鉄と土という素材の違い、かまどが四角く羽釜が丸い形の違い、そうした違いのおもしろさが自然に溶け合って心地よい。

Img_9588
2017.05.14

 シンプルな軸組と棚や物入れなどの造作の構成が美しい。大きさもちょうどよく、今回見た建築のなかではもっとも興味をひかれた。次に行くときには実測したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月20日 (土)

京都ハリストス正教会正教会

あまりの暑さにマクドで休憩していた。先ほどスケッチ再開。線描き5分、色ぬり10分。今日はこれでおしまいにする。
Img_9706


| | コメント (0) | トラックバック (0)

昭和館

油性ペンに持ち替えた。描きやすいが、もうかすれてダメだ。暑さのせいか。これで20分。外国人の建築が多い。
Img_9704


| | コメント (0) | トラックバック (0)

京都府庁

どうも落ち着かない。暑い。落ち着かないと時間がかかる。30分。

Img_9701


| | コメント (0) | トラックバック (0)

彰栄館

調子を掴んだ。調子が良いとは落ち着いて集中できることのようだ。4Bで撫で描きした。慣れた道具が調子を盛り立ててくれる。これで20分。


Img_9699


| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラーク記念館

絶好のスケッチ日和につき飛び出したものの、調子が出ないのでシャーペンで描いてみた。30分かかった。まだ本調子ではない。

Img_9698


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ユズルハ神社について

 ユズルハ神社について考えたことをメモしておく。

 社殿前のコマ札によれば、桓武朝初期の延暦年間にユズルハの森を神領と定めた。社殿造営はさらに遅れて849年のことだという。なぜ神領が先で社殿が後なのか。神領としたときに熊野修験道系の寺院が建ったのだと私は思う。それは明治期の神仏分離で失われ、寺院の歴史は社伝から除かれた。だから社伝が分かりにくくなっているのだ。

 ユズルハ嶽とかユズルハ峯とは六甲山を指すと社伝にある。六甲山へは飛鳥時代から修験者が入り鉱物資源の採掘に当たったと考えられる。その拠点のひとつが六甲山系の主峰のひとつ摩耶(まや)山だったのだろう。当時は摩耶に修験道系の大寺院があり、そのふもとの住吉は鉱物資源の積出港として機能していたようにわたしには見える。

 桓武朝になって動きがあるのは、そのころに山岳修験道の大再編があったとみるべきだ。ユズルハ神社の創建はその一端を示している。再編を指揮したのは民部卿の和気清麻呂だったと私は思う。なぜなら彼は鉄の一大産地である吉備の出身だからだ。

 道鏡事件で彼が流罪になったのも吉備の鉄資源を東大寺が独占したかったからではないか。多くの鉱山起源は東大寺大仏造営と結びついている。それは地方豪族の手にあった鉱物権益を東大寺が吸収したことを示す。桓武朝はそれを再編して権益を国へ直結させようと考えたのだろう。

 もともと鉱山権益を握る豪族は新来の百済難民たちだった。百済系の桓武帝はかれらを再編して対東大寺包囲網を作り上げていった。朝廷と東大寺との確執は非常に激しいもので、それが種継暗殺につながったようにも見える。暗殺事件で最初に疑われたのが旧来の土着豪族大伴氏だったのは、彼らが反百済系だったからだろう。

 最澄と空海の対立もこの延長線上で考えれば分かりやすい。百済系の山民の大本山として延暦寺が開かれた。それは鉱物資源の新しい国家戦略の始まりだった。一方、東大寺は新進の空海を抱き込むことで巻き返しを図る。この対立はj桓武朝では解けず、嵯峨朝になって空海が東大寺に戒壇院を設けることで手打ちとなった。このとき仏教的権威と鉱物資源の権益の分離もしくは折半が行われたとみるべきだろう。

Img_9655
2017.05.19

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月19日 (金)

矢に乗ったカー助

 神戸の弓弦羽(ゆずるは)神社へ行ってきた。ご神紋が矢に乗ったカー助でかわいい。ここは神功皇后が熊野権現をお祀りしたところだそうだ。そのおかげで忍熊王を討つことができた。だから熊野神の御使いであるカー助が矢に乗っているわけだ。お供えの色鮮やかなバナナがカー助用に見える。

 住吉は海民スミ族の領域なので、スミ族の姫である神宮皇后(オキナガタラシ姫)関係の伝説が多い。住吉はスミヨシと読むが、本来はスミエ(スミ江)だったようだ。スミ族の砂浜という意味だ。谷川健一によればスミは沖縄の方言で潜ることをいうそうだ。そう考えるとオキナガ(息長)という名前もふさわしい。

Img_9654
2017.05.19、神戸市東灘区住吉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月18日 (木)

【驚きのリトルワールド】 インド・ケララ州の家

Img_9577

 上はテラスの屋根。野地板を張らずに、いきなり瓦をひっかけているのがおもしろい。桁を追っかけ大栓継にしているがこれは嘘だろう。

 柱頭の飾りがきれいだった。しかもまるで武田五一だ。下は室内の柱頭だが、これなど山口県庁舎とそっくりではないか。武田はインド様式を学んでいたのは間違いない。コンドル先生がインド様式を勉強していたから武田のインド風は恩師譲りなのかも知れない。

Img_95802
2017.05.14

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月17日 (水)

【驚きのリトルワールド】 サモアの家

 行きのバスのなかで「外から見ただけでは絶対に構造が分からない」と佐野先生がおっしゃっていたが、本当にそうだった。こんな作り方があるのかと驚いた。しかもとてもきれいだ。

 円形プランの中央に木造でアーチを造り、それをガイドにしてヤシの木を曲げてドームを作っている。わたしは見たとき網カゴだと思った。家を編んで作るのはいろんな国にある。これもその流れなのだろう。

 きょうの授業で、知らない建築を見ればそれだけ自分の建築の幅が広がると話した。わたしはこれを見てまた少し建築の幅が広がったのは確かだ。60才前になってもまだまだ知らないことは多い。建築は一生楽しめる。

Img_9576
2017.05.14

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月16日 (火)

京都建築探偵団ロケ快調撮影中

今月のロケは京都市伏見区。朝8時から夕方5時までいろんなところを回ったよ。楽しかった。

Img_9602


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月15日 (月)

自家弁当 170515

 建築学校の遠足で行ったリトルワールドでお弁当にした。久しぶりの弁当である。鶏肉の醤油漬けがたくさん入っていたがチャーシューに似た味でうまかった。近所の農家で買ったスナップエンドウもプクプクでうまかった。天気がよかったので外ごはんが楽しい。

Img_9575
2017.05.15

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月14日 (日)

建築学校の遠足でリトルワールドへ行った

 わたしは初めて行った。世界中から集めた民家の博物館だ。各国の衣装を着たり料理をいただけたりと暮らしにまつわるサービスがあってにぎわっていた。民家は再現度の高いものは見どころがあった。琉球、アイヌ、朝鮮、サモア、インドなどはよく復元されていて面白かった。スケッチしたのは東北地方の曲がり屋で、とてもていねいな移築がされており見ていて気持ちが良かった。

Img_9593
2017.05.14/ワトソン紙(ハガキサイズ)、グラフィックペン0.3、固形透明水彩/岐阜県犬山市「リトルワールド」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月13日 (土)

六角堂を描いた

描いている間に閉門になり外に出て着彩した。この屋根は何度描いてもかっこいい。屋根のてっぺんで輝く宝珠が、ご本尊の如意輪観音を表していることに今さらながら気づいた。如意は如意宝珠のことだから。

Img_9572
2017.05.13/ワトソン紙、油性サインペン、固形透明水彩/京都市、六角堂

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月12日 (金)

建築学校の授業でスケッチしてきた

 毎年1年生を連れて何度かスケッチに出ることにしている。初回はいつも聖アグネス教会だ。みんな熱心に取り組んでくれた。なかなかおもしろい絵を描いてくれる。次週は全員の講評をしておきたい。

Img_9537
2017.05.10、聖アグネス教会

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月10日 (水)

青楓のトンネル

 カエデの新緑が目にまぶしかった。この青楓の参道を歩けば緑色に染まった光線が降り注いで気持ちがよかった。ここは洛西ニュータウンから車で10分ほどの神社。長岡京遷都のおりに藤原氏の勧請した春日神の森だ。周辺は棚田と古い集落が残っている。いずれスケッチしながら散策してみたい。

Img_9529
2017.05.09、京都市西京区大原野神社

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 9日 (火)

スナップえんどうの棚を作った

 スナップえんどうの本葉が出た。さっそくツルが手を伸ばしているので棚を作ってやった。今夏は自作のスナップえんどうをアテに自作縁台で酒を飲むぞ。たのしみたのしみ。

Img_9521
2017.05.08

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 8日 (月)

熊野酒造「久美の浦」

パース教室の終わった後で日本酒の飲み比べをしている。珍しいお酒をいただいた。辛酸っぱいのだ。酸味に強い酒は普通は甘酸っぱいか苦酸っぱい。ところがこの酒は辛酸っぱい。辛酸っぱくてうまい。全国的に見ても珍しいと思う。良い酒をいただいた。
Img_9524


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 7日 (日)

シャドー 170505

 ビル影に窓の反射光が重なったため、このような模様になっているらしい。四条通りかいわいはビルが近接して建っているため不思議な風景が現れることがあり、目が離せない。

Img_9511
2017.05.05、京都市

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 6日 (土)

自作たぬき ベランダの改造をした

 連休中2日かけてベランダの改造をした。できるだけ材を買わずに済ませようとしたので頭を使ったが、おかげで安上がりにできた。残材も少なくなったので一石二鳥である。

01
2017.05.04-06

 奥に棚を作った。左官道具や塗料や庭の道具が納まっている。一番下はゴミ出し前のごみ袋ストックにした。

03
2017.05.04

 手すり壁に飾り棚を作った。これは新材を買ってきて作った。かみさんが塗装した。

02
2017.05.04

 エアコンの室外機に覆いを作った。ここへ外部用のコンセントも引っ張ってきたのでとても便利になった。これで自作縁台の生活も充実だね。

04_2


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 4日 (木)

台湾屋台御気楽「まぜそば」

 固ゆで麺の上コマ切れの豚角煮が盛大に盛って頂上を黄身で飾っている。ほかにニラとノリと高菜がトッピングされている。これをグルグルかき混ぜて喰らう。案外ノリがよい香りを添えている。かつお出汁のような風味は魚醤だろうか。濃厚なソースと角煮のとろみが溶け合い、それが平麺によくなじんでうまい。最後に小ライスを混ぜ込んで丼風に食べるのもおもしろい。なかなかよい店を見つけた。

Img_9487_2
2017.05.03、大阪府阪急高槻市駅

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 3日 (水)

「高槻ジャズストリート」楽しかった

 町中ジャズフェスへ行ってきた。初めて行ったが楽しかった。ぷらぷら歩いては音に引き寄せられるようにして即席ステージを見つけ出してフワフワと何曲か聞いてまた歩き出す。途中で買い食いもできるのでご機嫌だ。写真は路上で突如始まったパフォーマンス。とても楽しい。


2017.05.03、大阪府高槻市

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 2日 (火)

たつみ「山ウドの天ぷら」

パース教室を開いている町家カフェの冷蔵庫のペンキ塗りをしていた。終わったので「たつみ」で和んでいる。山ウドの天ぷらうまい。

Img_9483


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 1日 (月)

シャドー 170424

 ここは何度も撮っている。地下からホームへ階段を上がるというシチュエーションがそうさせるのかも知れない。目の前に突如現れる白黒のコントラストの描き出すトリックアートにいつもドキッとさせられる。

Img_9455
2017.04.24、阪急西向日駅

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年4月 | トップページ | 2017年6月 »