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2017年1月

2017年1月31日 (火)

サンゲタン風の鶏スープ

 骨付き鶏のよい出汁はネギとセロリで調えられて甘く優しい味わいに仕上がっている。加えられた米がスープにとろみを与え、なかなか冷めない。体と心を暖める冬の絶品である。

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2017.01.30

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2017年1月30日 (月)

豆のクリームシチュー

 鶏肉と野菜のポトフの残りがクリームシチューになっていた。セロリと豆が加わり、さらに味わい深くなっている。野菜の甘みの溶け込んだ鶏出汁が優しいクリームに包まれて旨さに奥行を与えている。プリッとした大豆を噛みしめると染み込んだホワイトシチューの味わいが口中に広がってうまかった。

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2017.01.27

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2017年1月29日 (日)

講演会「建築家・藤井厚二と和の住まい」開催しました

 聴竹居の保存に尽力なさった松隈章さんにお願いして講演会を開いた。ゆくりとした落ち着いたお話しぶりで分かりやすくかった。100分を短く感じたほど楽しかった。松隈さんありがとうございます。

 住宅は「愉快なもの」であるべきだという藤井の考えがおもしろかった。藤焼きという窯を開いて食器を自分で作ったり、自宅にテニスコートやプールを作ったりと、貪欲に暮らしを楽しもうとする。心がけ次第で暮らしは「愉快」になるし、建築はそうした愉快な暮らしを裏支えするものだという考え方にわたしは共感する。聴竹居は謎めいた魅力的な建物だ。久しぶりに訪れて建物を見ながら彼の考えをたどってみたい誘惑に駆られた。

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2017.01.28、京都府庁旧館2階正庁、「和の住まい推進リレーシンポジウムinきょうと、藤井厚二と和のすまい」京都府住まいづくり協議会主催

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2017年1月28日 (土)

第1回JIAデザイントーク2016へ行ってみた

 摂南大の同僚である田所(たしょ)克庸さんと、兄弟で建築事務所をなさっている中村重陽・中村紀章さんの二組が発表した。おもしろかったので感想をメモしておく。

 中村兄弟は「リサーチ」と名付けた街路調査をなさっているのがおもしろかった。歩いてはいけないところに道のできる「都市のけもの道」がおもしろかった。
 彼らは徹頭徹尾「はみ出し行為」への関心が高く、「どんつき」では自転車や植木のはみだしが路地の居心地の良さを作ると考えて住宅を設計したり、屋台の暖簾や店舗のテント庇がはみ出し行為を誘発していることに注目して包焼きのピザ屋を設計したりと八面六臂の活躍だ。

 「リサーチ」は街のさまざまな行為のコレクションだ。街を見る楽しさが建築を作るモチベーションに直結している。それは一昔前のパターンランゲージのような胡散臭いものではなく、人が暮らす活き活きとした「場所」を発見する楽しさだろう。彼らが見ているのはデザインではなく、人と人との関係性なのだ。そこのところにわたしは激しく同意するし、それを理解できなかったコメンテータに失望もした。

 このトークショーがおもしろかったのは、中村兄弟の建築術が田所さんの発表と響き合っていたことだ。田所さんは最初に泉州のタマネギ小屋を取りあげる。わたしはタマネギ小屋の造形美を愛するが、彼はもっと別のところを見ていた。小屋そのものはスカスカのがらんどうだが、秋になってそこにタマネギがぎっしり詰まったときに小屋は建築として完成するという。彼は建築は構造単体では完成せず、そこにタマネギのような「人のいとなみ」が加わって初めて完成すると主張する。これは結構、建築の現在に対する鋭い批判なのだ。

 彼と中村兄弟の共通点は、建築は建築家の思ったとおりに使ってもらえるわけではない、という自覚だ。それはマイナス要因ではなく、むしろそこにこそ建築の意外性やおもしろさがあるという前向きな主張である。建築家という祭り上げられた立場を捨ててこそ、ようやく建築を楽しめるのではないか。今をときめく祭り上げられた建築に対する力強い反骨を私は感じて心地よかった。


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2017.01.25、大阪市中央公会堂にて

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2017年1月27日 (金)

氷が張ったので写真を撮った

 寒波来週で、自庭のハス鉢にも氷が張ることが増えてきた。さっそく撮ってみたところ、落ち葉の冷凍保存のようで思いのほかきれいだった。氷表面の霜柱のような結晶も美しい。

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2017.01.24、自庭

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タコ焼きを作った

 新しいタコ焼きプレートを買ったので久しぶりに作ってみた。テフロン加工なのでクルクルとよく回って難なく作ることができた。最近のプレートは格子状の溝がついていて、あふれたネタを切りやすくなっている。こういう作り方はわたしが子供のころには無かった。今は中身が詰まったタコ焼きが主流だが、むかしは中がスカスカだった。そんな昔風のタコ焼きを作ろうと思ったが案外難しかった。もうちょっと研究してみる。

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2017.01.24

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柳庵「天なんうどんセット」

 京都市役所の西にある。凍えた身体に熱々のうどんがありがたい。「天なん」の「なん」はネギなんだそうだ。知らなかった。このネギが中がトロトロで良い風味を添えている。エビ天をまっすぐタテに載せているのも初めて見た気がする。おもしろい。さっぱりとした出汁とツルツルした麺とがよく馴染んで想像以上にうまかった。

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2017.01.26、寺町通御池上ル「冨田屋柳庵」

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2017年1月26日 (木)

自家弁当 170125

 同女の授業が終わった。やれやれとお弁当を開く。ここはひとりになれるから落ち着く。自家製チーズハンバーグのしたたる肉汁の旨みが利いている。ごはんには紅ショウガと御所エビの佃煮。辰野の醤油で炊いたという甘辛い佃煮がうまくてごはんがすすむ。兵庫県室津の炭屋のもので化学調味料を使わない、今どき珍しい本物の佃煮である。

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2017.01.25、同女にて

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2017年1月25日 (水)

ラーメン平和「醤油ラーメン」

 阪急のガードを越えたところにあった。昔風のたたずまいなので吸い寄せられるように入った。10席ほどのカウンターだけの店だ。テレビが点いていてニュースが流れている。客は学生風がふたり。店主が「これから練習か?」と聞いていたから、ガード向こうの音楽専門学校生か。ラーメンは昔風の薄味の汁蕎麦でなかなかうまかった。

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2017.01.17、大阪市北区芝田、済生会病院前

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2017年1月24日 (火)

自家製ポトフ

 骨付きブタ背バラ肉が圧力釜のおかげでことのほか柔らかい。肉とセロリの旨みが溶け込んだスープうまい。昼になっても手先がこごえるような寒さに、暖かいポトフが身体の芯から暖めてくれる。

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2017.01.23

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2017年1月23日 (月)

八角形モチーフの玄関扉

 前からおもしろいドアだとは思っていたが、何を表しているのかは分からなかった。先日ようやく気付いた。これはこの建物の八角形の塔を表しているんだ。そういえば、階段室にも八角形の窓があるし、探せばもっといろいんなところに八角形モチーフがあるんだろう。武田はやっぱり幾何学模様が好きだなぁ。

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2017.01.18、同女にて

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2017年1月22日 (日)

仏光寺のおくどさん

 最近、古いお寺には参詣者用にお茶をふるまうための「おくどさん(お竈さん)」が残っていることに気づいた。先日下京区の仏光寺で見事なおくどさんを見つけたので紹介しておく。ここは何度も来ているはずなのに、おくどさんに気づいたのは初めてだった。見ているようで実は何も見ていなかったわけだ。

 黒漆喰を施された四角いカマドの造形が美しい。その上の鉄錆びた茶釜ともよく似合っている。その横の黒レンガのオケは何に使うのだろう。使っているところを見てみたい。

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2017.01.18

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2017年1月21日 (土)

満月の花「おばんざい4種盛りセットランチ」

 珍しくローストビールが付いていた。柔らかくて、おろし醤油が肉のうまみを引き立てている。他はサバの素揚げ、高野豆腐とエンドウ豆の白和え、しし唐のお浸しで、どれもさっぱりとしてうまかった。ごはんの上のゴマメも自家製で、甘苦くておいしい。ごはんは滋賀県高島町の棚田で作った近江米で、甘味のあるおいしい米だ。

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2017.01.21、京都市四条烏丸、町家カフェ「満月の花」

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2017年1月20日 (金)

「町角の動物彫刻」パネル展示中

 課題作品を学内で展示している。今年は受講者が少ないため、作品数は13枚にとどまるが、それでも楽しい動物彫刻たちを見つけてくれた。ありがとう。清風館地下1階で2月3日午前11時まで展示している。精華大関係者は見てほしい。

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2016.01.20、京都精華大学

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2017年1月19日 (木)

空の研究 170118

 二日にわたった雪空がようやく晴れた夕焼けだ。重い雪雲はどこにも見当たらず、跳ねまわるような高層の筋雲が空全体に展開していた。寒波が高層の低温だとすれば、それが過ぎ去ればこのような青空にわずかな筋雲が浮かぶ穏やかな空になるとぴうことだろうか。シベリア寒気団おそるべし。

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2017.01.18、京都府向日市

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2017年1月18日 (水)

満月の花「利き酒セット」

 パース教室が終わったあと1階の町家カフェで利き酒セットをいただいた。ぐい飲みで1杯づつだが、それぞれ味が違っておもしろい。右は滋賀県高島町の蔵元で私も飲んだことがある。生真面目で真っ当な酒で、優しく甘く深いコクがあってうまい。中央は花麹を使ったという九州の地酒で、確かに麹が違うと分かる。強いクセがあるが、さわやかな飲み心地でうまい。左は横山大観が自分の名前を付けたという関東の酒だ。新酒らしくフルーティで、水のようにさらりとした味わいでうまかった。それぞれが上質のうまさだが、それを飲み比べるのが楽しくてしかたがない。今ならちょうど新酒の季節で、店に置いている種類が多いので、日本酒好きならぜひ試してほしい。

 満月の花 https://www.kyoto-mangetsu.com/

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2017.01.16、京都市四条烏丸、町家カフェ「満月の花」

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2017年1月17日 (火)

「京都建築探偵団」快調に収録中

 2月放映分のロケをした。あいにくの雪空で収録は度々中断したが、それでも午後4時には完了できた。写真は撮影クルー。左からディレクター、音響、カメラ。女性ばかりで明るく陽気なクルーなので、私も楽しく参加している。

 放送はKBSの毎週木曜午後6時55分から7時まで。

 京都建築探偵団 http://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/sp/20170104.htm

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2017.01.16、木屋町通二条下ル

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2017年1月16日 (月)

ムガール「ランチAセット(カレー2種)」

 カレーは6種類ある。ランチは数種類あり、一番安いAランチは2種選べる。私はマトンカレーと日替わりのジャガイモとホウレン草のカレーを選んだ。マトンはピリッと辛くて食べ応えがあった。ジャガイモとホウレン草はトロトロに煮こまれていてうまかった。ここはインド料理店としては老舗で今年30周年だそうだ。日本人好みにアレンジされているのだろうが、それでも香辛料の使い方が本場譲りに思った。

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2017.01.16、京都市木屋町通御池アル

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2017年1月15日 (日)

建築学校の初釜に行った

 建築学校は茶道部と言わず「お茶部」と呼ぶ。新春恒例の初釜は、お茶だけではなくお昼のお膳も学生さんたちの心づくしだ。香ばしい鯛の炊き込みご飯は四国出身の学生さんのご当地ランチだ。手毬麩と三つ葉のお澄ましはうどん屋さんの出汁を研究したとか。他にあっさりした味わい野菜とあぶらげの炊き合わせ、紅白のカマボコに三つの黒豆。それぞれの料理もうまかったが、それがお互いに引き立て合う取り合わせののバランスが良かったと思う。ごちそうさまでした。

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2017.01.15、京都建築専門学校よしやまち校舎にて

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2017年1月14日 (土)

カスウドンガチンコ高槻店「かすうどん」

 初めて食べた。カスとは揚げたホルモンのことらしい。最後にあぶっているようで、ちょうどヒレ酒のような焦げ目の香ばしさが楽しめる。麺は太目でさぬきうどん風だ。あっさりとした出汁は大阪風の合わせ出汁でなかなかうまい。カスが無くても普通にうまいのではないかと思った。

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2017.01.13、大阪府高槻市「カスウドンガチンコ」

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2017年1月13日 (金)

自家弁当 170113

 半熟玉子の醤油漬けがトロトロでうまい。三度豆のベーコン巻は脂の乗ったベーコンの燻製の香りがシャキシャキした三度豆のわずかな苦味と響き合ってうまかった。摂南も今年最後の授業である。

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2017.01.13、摂南大にて

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2017年1月12日 (木)

講演会「建築家・藤井厚二と和の住まい」満席となりました

 定員となったので締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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2017年1月11日 (水)

自家弁当 170111

 新聞を読むクセがなおらない。この時間は部屋にひとりなので誰気兼ねなく食事ができるのだが、机の上に必ず新聞がある。4つにたたんであるが、それでも見出しのいくつかは見える。気になってしようがない。で、手に取るともうそこから隅々まで読んでしまって食事がおろそかになる。途中で気づいて新聞を投げた。やはり食事中にボゥと目をやる景色とか花とか何かが必要かも知れない。

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2017.01.11、同女にて

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2017年1月10日 (火)

自家弁当 170110

 学食のロビーでいただいた。噂話の飛び交う講師室よりよっぽどいい。ロビーには200名くらいがいて弁当を広げたりカップ麺をすすったりしている。レポートを書いたり本を読んだりしている学生さんもあってえらいなぁと思った。米沢穂信のミステリー「氷菓」の「きっと十年後、この日のことを惜しまない」というセリフを思い出した。

 ニンジンのグラッセがいつもより甘くで驚いた。噛んでいるうちに旨みが出てうまい。黄色いのは玉子焼きではなくポテトサラダだ。サツマイモだったっけ、ちゃんと説明を聞いていなかった。ケチャップのがチーズ載せハンバーグで、本日のメイン。なぜか最後にいただいた。なぜだろう。多分チーズが載っているので箸で割るのがめんどくさかったからだ。食べる順番でものぐさ度が測れるかも。

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2017.01.10、関大にて

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2017年1月 9日 (月)

機関紙「日事連」に投稿した

 日事連(日本建築士事務所協会連合会)の機関紙「日事連」(定価540円)に投稿した。「私のまちの洋館」というテーマだったので、武田五一の「順正五龍閣」を紹介しておいた。各都道府県の建築士事務所協会へ行けば手に入ると思う。

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2017年1月 8日 (日)

自家弁当 170106

 初弁当。ホイル包みはささみ肉のチーズ焼きで薄味だけど鶏の旨みとチーズの塩味がよく馴染んでうまい。ブロッコリーは近所の農家のもので新鮮野菜らしい甘さがある。お煮しめはお節の残りでかみさんが実家からおらってきたもの。出汁が良く染み込んで優しいあじわい。

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2017.01.06、摂南大にて

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2017年1月 7日 (土)

自動車のモデルを1/100で作った

 演習の合間に、落ちていたスチレンボードで自動車を作った。縮尺は1/100だ。透明プラバンもあったので窓ガラスも入れた。ボリュームのある前輪のフェンダーがうまく作れない。それから曲線を切るのが難し過ぎる。でもそれなりにできあがった。車種は分からない。

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2017.01.06、摂南大にて

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2017年1月 6日 (金)

講演会「建築家・藤井厚二と和の住まい」のお知らせ

 藤井自邸「聴竹居(ちょうちっきょ)」の保存に永く務められ、今は聴竹居倶楽部の代表理事として修理や公開をなさっている松隈章さんに公園をお願いした。この講演会は京都府すまいづくり協議会の主催で、たまたま私が担当理事だったことから実現した。ご快諾くださった松隈さん、ありがとうございます。会場は京都府庁2階の正庁をお借りした。

 申し込みは下のチラシの申込書をFAXしたほしい。ご興味のあるかたは、たとえ当日キャンセルでも構わないのでとりあえず申し込んでほしい。残席わずか、急げ!

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チラシ表

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チラシ裏

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2017年1月 5日 (木)

建築探偵の写真帳 京大病院連絡地下道のドーナツつなぎ

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 まだ残っているかなと思って覗いてみたら、ちゃんと残っていた。擬似アーチのキーストーンに輪切りのドーナツを重ねたようなおもしろいレリーフがあった。片岡安が若いころに盛んに使っていたが、同時代の建築家はみなこれが好きだったようだ。とりあえず「ドーナツつなぎ」と名付けておく。

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2016.12.18、京大病院

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2017年1月 4日 (水)

おせちうどん

 実家からもらってきたお節を載せた贅沢うどんをいただいた。高級カマボコがツルリとした舌触りと弾力ある噛みごたえと甘く優しい味わいで最高にうまい。甘くに含められた高級どんこシイタケもやはりうまかった。

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2017.01.03

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2017年1月 3日 (火)

建築探偵の写真帳 篠山の洋館(兵庫県)

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  篠山を1時間ほど歩いてみた。一番おもしろかったのが写真上で木造3階建ての楼閣風建築なのだが、なぜか1階だけがインターナショナルスタイルになっている。その1階の真ん中に松の木が割り込んでいる。この松の木は何だろう。仕方なくこうなったというにはあまりにも不自然だし、わざとこうしたというにも不自然だ。なんだかよく分からないが不思議な魅力を放っている。

 その向いが写真下だ。サッシュを入れ替えたときに窓回りを改造している。残っている窓庇から考えると1階はもっと大きな窓だったようだ。玄関部分は増築に見える。もとは庇が出ている程度ではなかったか。そんな風にあちこち変りながらも全体としては元の雰囲気をよく残している。2階の窓が不ぞろいになったことで、かえってファサードに動きが出ておもしろくなった。

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 写真下は木造の看板建築なのだが、これもなかなかおもしろい。窓の幅が微妙に違っている。たぶん2階の間取りに合わせて自由に決めたのだろう。タテ線を上下に通すというルールがあるようで、せっかく2階で自由に決めた間取りに1階が制約されるという事態に陥っている。それでも全体的にプロポーションがよくて、ある種の風格さえ感じる。よくできていると思う。

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2016.12.31、兵庫県篠山市

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2017年1月 2日 (月)

茶碗蒸し

 かみさんの実家へ行って山のようなお節をいただいてきた。毎年恒例の茶碗蒸しは今年はうまく固まらなかったようだが、それでも滋味のある優しい味わいでうまかった。ユリネがたっぷり入っており、そのポロンとした舌ざわりが心地よい。ギンナンはほのかな苦味に清涼感がある。茶わん蒸しの底にはそんないろんな具材が潜んでいて箸で掴んだだけでは何が出てくるのか分からないというドキドキ感が楽しい。

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2017.01.02

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謹賀新年

 元旦は両親を訪問した。両親とも健在でありがたい。父は視野狭窄が進み好きな読書もままならぬようだ。しかしプロテスタントのネット説教はかかさず聴いているようで、キリスト教の話をするときは昔に返ったようなしっかりとした口調になるので驚いた。目のせいで食事も不便そうだ。絹ごし豆腐が箸でつかめずスプーンを使ったらと母が勧めたが、これは指の訓練になるからこれでよいと断っていた。週一でデーサービスに通っているが、介添えが多いと退化が進むとも言っていた。しっかりしたものである。明日はかみさんのご両親を訪問する。

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2016.08.25、道後温泉本館

 年頭の所感を毎年書いている。昨年の抱負は「ダイエット」「オープンアトリエのセルフビルド」「第2回即売会」「本を出す準備」の4つだった。
 進んだのは「オープンアトリエ」だけだったので達成率は25%だ。セルフビルドのウッドデッキは好評で、わたしも外で酒を飲んだり短波放送を聴いたりと愛用している。
 個展は2年に一度でよいかと思い早々に先送りした。今年も開くかどうか決めていない。

 今年の抱負を思いついた順に書いてみる。

 ダイエット
 年中行事化している。秋に76キロ台になったが今はまた78キロ台に戻している。昨年は建康保険組合の特定保健指導の対象となったのでフィットネスクラブの利用券を6枚頂戴した。目的を減量から筋力増強に切り替えて通い始めている。慢性的な腰痛からの脱却を目指したい。

 ライターの仕事を増やす
 昨年は版元からの依頼で近代建築のガイドブックの第2版を書いた(参照)。マイナーチェンジだったので解体された建築を差し替えるだけだったが、4年間のあいだに1割程度が失われており思いのほか作業に手間取った。
 この本の反響として別冊太陽から原稿依頼(参照)とKBS京都から番組出演依頼(参照)がきた。反応の良さに驚いている。何の営業努力もしていないのにこれである。タナボタ主義は今年も健在である。版元との橋渡しをしてくれた編集さんから歴史地理についての新書の依頼も頂戴した。ありがたいことだ。まずはこの原稿を無事に仕上げるのが目標である。

 旅行に行きたい
 昨年の伊予旅行はおもしろかった(参照)。砥部焼の伊予ボールはとても形といい由来といいお気に入りだ。ぜひ手に入れたい。ただ伊予旅行は暑すぎた。かみさんが熱中症になりかけた。やはり季節を選ばないといけないな。国内に限っても行ってみたいところはたくさんある。手近なところで良いので今年も旅に出たい。

 オープンカフェ
 建築家の矢部君の主催している出座何酒店(参照)がうらやましくて仕方がない。1日限りのオープンアトリエだが、ただのパーティではなく酒に対する本気がある。もちろんその本気の半分以上は「酌み交わす」というコミュにある。友人の魔人さんに話を持ち掛けているところだ。お楽しみに。

 

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2017年1月 1日 (日)

お雑煮

 お雑煮をいただいた。鶏肉の出汁がよく利いてうまい。付け合わせは、かみさんが実家からもらった牛肉のたたき、大晦日に篠山で買った菜の花のお浸し、赤カブと白カブの酢漬け、棒ダラ。今年もおいしいものがたくさん食べられますように。


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2017.01.01

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