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2016年12月

2016年12月31日 (土)

やっぱりタイルが好きだ

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 本年最後の投稿は、きょう行った兵庫県篠山市のタイルである。ぷっくりタイルの緑色は初めて見た。いつごろのものか知らないが、見た感じ戦後のものに見える。戦後にタイル産業が息を吹き返したのはいつなのだろうか。タイルは戦前も良いが戦後もおもしろい。

 

Img_8749 2016.12.31、兵庫県篠山市

 

 

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カツヲ「三ツ星カラーズ」

 東京のアメ横を舞台に天衣無縫の小学生3人が数々の秘密作戦を決行するコメディ。これは結構ツボである。天敵である上野動物園前交番の若い巡査斎藤、協力者であるアメ横の怪しい雑貨商のオヤジなど取り巻くサブキャラが光る。おすすめだぞっ。


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鳳鳴酒造「鳳鳴」(兵庫県篠山市)

 大晦日に酒を呑む。いつもとは別の特別な酒のような気がする。そこで、きょう旅先で買った小ビンを熱燗にしてみた。甘い香りが匂い立つ。さぞ甘い酒だろうという予想を裏切って超辛口だった。わずかな酸味に縁どられた透明感のある辛さの奥に豊かな甘さを確かに感じる。

 灘の菊正宗に似ているが、それよりも深いコクがある。賀茂鶴とも似ているが、あのドライな味わいよりはもっと艶っぽさを感じる。日本酒は普通に作れば甘くなるはずだが、どうすればこんな風な味になるのだろうか。本年最後に良い酒を呑んだ。来年も良い酒を呑みたい。

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2016.12.31

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年越しそば

 ニシンの素朴で甘い味わいが、あっさりとしたトロロソバとよく響き合ってうまい。年を越すまでまだ何時間もあるが何もやる気が起きない。とりあえず好きな携帯マンガを読み直していた。艦コレの二次創作でやっぱりおもしろい。読みふけっていると居間で紅白が始まった。あの台本棒読みの滑った感じが途方もなく居心地が悪い。なのでパソコンの前に逃げてきた。何をする気もないけれど、どことなく落ち着かない。そんなやりどころの無い焦燥感とも不安感ともつかないものを大晦日にはいつも感じている。

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2016.12.31

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空の研究 161230

 上空がよく乾燥していて青空が深い。そこへ低層の雪雲の白さがよく映えて美しい。地上のよく乾燥していて透明度が高く遠くまでよく見える。だから雲がいかに大きいかがよく分かっておもしろい。これは積雲だが、これが空いっぱいに広がった層積雲になると宇宙戦艦が整列したように見える時がある。宇宙戦艦は見たことはないが。

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2016.12.30、京都府向日市

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如月庵「でかんしょ鍋」

 これで3人前。イノシシ鍋のブタ肉バージョンで固めのうどんが入っている。シシ鍋風の味噌味でニンニクや山椒など薬味が利いていてなかなかうまい。ショウガが鍋をさわやかな風味に仕上げている。好みで一味を加えるが、これがまたピリッと利いて甘辛い溝味を引き立てる。身体の芯からホカホカになった。

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兵庫県篠山市、篠山市役所前「如月庵」

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2016年12月30日 (金)

建築探偵の写真帳 四条通りのちいさいおうち

 「メガネの三城」の前を通りかかったところ、店の奥に庭があり、そこに立派な土蔵が見たので驚いた。大きなビルに囲まれて、まるで絵本の「ちいさいおうち」だ。周辺ではビルの建て替えが進むなかにあって今も町家の風情を残しているのがすごい。四条通りの烏丸通りから河原町通りまでの間に木造はまだいくつかあると思うが、町家のまま営業しているのはここと「人形の田中弥」くらいしか無いのではないか。

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2016.12.28、京都市四条烏丸

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2016年12月29日 (木)

壁面消失

 本当にきれいに映っている。どこまでが本物の空なのか分からない。たとえば、水面に建物が映ることでその建物が宙に浮いたように見える現象があるが、それと似た不思議な感じがする。これは京都信用金庫本店の壁面で、以前にも同じ場所で写真を撮っている。シャッターを切らずにはおれない魔力がある。

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2016.12.28、京都市

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2016年12月28日 (水)

建築探偵の写真帳 戦後ビル編 京都東京海上日動火災ビル

 良いビルだ。このころのビルが解体するか大規模改修で元の姿を失うかするなかで、よく原形を留めているのはうれしい。よく見ると正面のバルコニーの奥行が左右で違う。おそらく敷地が台形なのだろう。この程度なら台形平面にして良さそうなものだが、あくまで建物は長方形として、バルコニーで調整するというのは思い切ったデザインだ。

 

 もうひとつおもしろいのは柱がまったく見えないことである。普通これだけバルコニーを巡らせれば、柱は見せることが多い。このビルの場合は、柱を内側に隠すことで提灯のような軽やかさを得ている。これ見よがしなところが全くないだけでなく飄々とした清々しさを得ている。おそらく60年代前半だと思うが、この独特の軽やかなセンスはこの時代のひとつの潮流である。

 

Img_8738 2016.12.28、京都市下京区四条通麩屋町西入ル立売東町22

 

 

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満月の花「エビ芋の煮つけ」

 自家農園のエビ芋をトロトロに炊き込んでいる。滑らかな食感のエビ芋に甘辛い京風出汁がよく染み込んでいる。大阪のミタラシ団子のタレとよく似た甘辛さだ。私には少し甘すぎるが、それでもその甘さがエビ芋の旨みをよく引き立てていてうまかった。

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2016.12.26、京都市四条烏丸、町家カフェ「満月の花」

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スウェーデン風ハンバーグ

 牛乳の代わりに生クリームを使うのがスウェーデン風らしい。本来は肉団子にするらしいが、そのハンバーグバージョンである。生クリームの乳脂肪分のせいでフワフワのハンバーグになる。優しい食感とソースの酸味とチーズの塩気が絶妙に溶け合ってうまい。

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2016.12.26

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2016年12月27日 (火)

KBS京都新番組「京都建築探偵団」制作中

 京都の近代建築を紹介する5分間番組をKBSプロジェクトと一緒に作っている。初回は1月5日(木)午後6時55分ー7時放映予定。乞うご期待。

KBS年末年始情報2017 http://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/sp/20170104.htm

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2016年12月26日 (月)

建築探偵の写真帳 品川駅前の看板建築「三徳部品」

 看板建築であり、さらに全面銅板張りであることから1923年の関東大震災後の建物を見受ける。品川駅からほど近く、歩き始めたところにあり、すごい飾り貼りだなと眺めていたが写真は撮らなかった。権威t九探偵は基本的に写真をあまり撮らないのだ。ところが帰り際に洞坂に紛れ込み、路地をさまよった挙句にこの前に出た。これは写真を撮ってくれと言っているのだろうと思ったので撮ってやった。すでに80年は経っているだろうが、なかなかしっかりした建築だ。緑青を吹きだした見事な壁面に飾り気のない看板がよく似合っている。大切に使われているようで幸せそうである。

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2016.12..24、東京都港区高輪3丁目「三徳部品」

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2016年12月25日 (日)

建築探偵の写真帳 高輪あたりの洋館

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 品川駅から明治学院までの行き返りにいくつか洋館を見た。よく探せばたくさん残っているのではなかろうか。道が狭いため建築基準法の定めにより大規模な開発のできない区域が相当広範囲に広がっているように見える。そうした開発のはざまのような部分に良質な建築が残っている。

 

Img_8732 2016.12.24、東京都港区

 

 

 

 

 

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2016年12月24日 (土)

タイ食堂みうら屋「エビ玉子カレー炒めソンブンソース」

 プリプリのエビにカレー味の玉子がよくからんでうまい。タマネギと空心菜のシャクシャクした歯ごたえもよい。ソンブンとはバンコクの有名なソンブーン・シーフードレストランのことだと思う。そこはプーパッポンカリーというカニのカレーソース炒めが名物だ。これはカニをエビに置き換えた料理なのだろう。カニだとまた違う味わいなのだろうな。でもエビでもおいしいよ。前から気になっていた店だ。飾り気は無いが良い店を見つけた。

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2016.12.20、大阪市梅田新食道街「みうら屋」

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建築探偵の写真帳 明治学院大学チャペル

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 帰りの新幹線まで時間があったので、品川駅から西へ歩いてみた。丘を越えて急な坂道を下ったところに瀟洒な礼拝堂が見えた。何だろうと寄ってみるとヴォーリズだった。1916年築で1931年増築と説明版にあった。

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 石造りとレンガと木造のコントラストがとても良い。アメリカンゴシックの大窓とシンプルな真壁造りの妻壁の取り合わせも美しい。屋根窓を載せた大屋根とゴシック尖塔とのバランスも見事だ。全体的に質素な造りだが、泣きたくなるほど美しい。こういう建築を造ってみたい。

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 レンガの積み方が他で見たことがない。アメリカ積みのヴァリエーションなのかも知れない。レンガ壁にはめ込まれたメダルは学院創設者のヘボン博士だと思う。ヘボン博士はヘボン式ローマ字で名が知られているが、ミッション系学校の創設者だったとは知らなかった。明治学院大学はなかなか興味深い。

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2016.12.24、港区白金台、明治学院大学

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2016年12月23日 (金)

まる「スンドゥブチゲ」ランチ

 良い店を見つけた。スンドゥブチゲはスープにコクがあってうまかった。キムチは自家製だと思うがさっぱりしていておいしい。酸っぱいのが苦手ならこちらをどうぞと、もうひとつキムチを持ってきてくれた。いっぺんにこの店のファンになった。夜は居酒屋になるらしい。今度行ってみる。

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2016.12.20、関大前「韓 KAN STYLE IZAKAYA まる」

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自家弁当 161221

 誰もいない講師室は心置きなく食事ができるのがうれしい。食欲とは多分に精神的なもので、気持ちを食事に集中させて初めて満足感が得られる。集中するとは自分ひとりになることだから、最初から誰もいない部屋はありがたいわけだ。ささみのチーズ添えがシンプルな味わいでうまい。ニンジンとジャガイモはカレーの残りものだ。味がよく染みわたってうまかった。今年最後の弁当である。ごちそうさまでした。

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2016.12.21、同女にて

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空の研究 161223

 冬場の雲はドラマチックだ。ミケランジェロが描くとこういう雲になるだろう。朝から断続的に降っていた雨があがったとたんに深い青空が現れた。低層を飛ぶように流れる雲は本当は雪を降らせるつもりだったのだろう。分厚い綿布団のような雲は陽射しを遮って下面の陰を濃くしている。陽を反射する上部の白さとのコントラストがおもしろい。それがいくつも重なり刻々と姿を変えていく。見ていて飽きない。

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2016.12.23、京都府向日市

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2016年12月22日 (木)

模型演習用のイス型紙を作っている

 今期のテーマは「路地のカフェ」なのだが、軸組模型を作らせたせいで思ったより時間がかかってしまった。それでもみんながんばったので、年内に外観をおおよそ作ることができた。年初からの3回でインテリアを作るが、多少でも時短のためにイスやテーブルの型紙を作っている。縮尺は30/1なので、けっこうそれらしくできるのがおもしろい。

 

Img_8696 2016.12.21、同女

 

 

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2016年12月21日 (水)

木造演習 とうとう上棟した

 10月から刻み始めて3か月、ようやく上棟した。年内に建てると決めていたので授業が終わっても調整を続けた。午後1時から始めて上棟したのは午後7時だった。3畳ほどの小屋だが結構大きい。通した貫を込み栓で固定するとしっかり建っている。なかなかうれしかった。

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 学生さんも3か月も一緒に演習をしているとお互いに息が合ってくるのが私としてはおもしろい。こういう経験は必ず役に立つだろう。

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2016.12.20、関大にて

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2016年12月20日 (火)

水彩スケッチ 旧三井家下鴨別邸

 これで20分くらい。冬場は絵の具が乾きにくいが、逆によく滲んでおもしろい。さてエンピツからペンに持ち替えて1年半ほど経つ。そのせいだかどうか分からないが、最近自分の絵が以前と変わったように思う。エンピツよりペンのほうが絵柄がシャープになるが、だからと言って線画の部分はそれほど変わったようには見えない。むしろ変わったのでは色の塗り方のほうだ。乱雑で適当な感じが自分では気に入っている。

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2016.12.18/ワトソン紙(ハガキサイズ)、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市下鴨

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2016年12月19日 (月)

水彩スケッチ 重森三玲の庭

 重森三玲の庭を見せてもらった。さほど広くもない庭に徳島産だという青石を林立させている。その前に大きな船が二艘浮かぶ。だから石は切り立つ岩なのだ。その難所をくぐる船団というのがテーマだろう。

 縁側の際にある石張りの土間コンクリートは波型に切り取られている。その波が動き出しそうだ。重森のおもしろさは動きにあると思っている。石の持つ素材感や重量感を消して3D アートのようにグルグル動く感じがおもしろい。

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2016.12.18/ワトソン紙(ハガキサイズ)、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/京都市内

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2016年12月18日 (日)

門寿司「マグロのサラダ巻き」

 冷蔵庫に一晩置いたのでごはんが固くなっていたがうまかった。大振りのマグロを玉子と野菜が囲んでいる。プリッとしたマグロとシャキッとしたキュウリの食感の対比がおもしろい。控えめなマヨネーズがマグロの旨みを引き立てている。門寿司の創作寿司はどれもおもしろいしおいしい。

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2016.12.17

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2016年12月17日 (土)

塩漬け豚肉のパスタ

 新鮮なホウレン草のさわやかな苦味に清涼感がある。塩ブタはハムのようなコクのある塩味で生クリームとよくなじんでさっぱりとしたパスタソースに仕上がった。ピリッと辛い粒コショウがてうまさを引き立てている。

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2016.12.17

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2016年12月16日 (金)

金太郎「八宝菜定食」

 電車から見えているので前から入ってみたいと思っていた。八宝菜定食を頼むとランチもあるがどうするかと聞く。定食とランチとどう違うというのだろう。とりあえず定食でお願いした。カウンターだけの狭い店でテレビでお昼のワイドショーをやっている。唐揚げを揚げる音が盛大にしている。他に客は無い。八宝菜定食を頼んだはずなのに何が出てくるのだろうと思っていたらこれが出た。八宝菜と玉子焼きと唐揚げがひとつ皿に盛ってある。八宝菜は昔風の甘辛い薄味で野菜もよく炒めてあり普通にうまかった。唐揚げは柔らかくて見かけほど脂っこくなく普通にうまかった。プレートランチ式だ。定食がプレートランチなら、ランチはどうなっているのだろう。今度確かめてみたい。

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2016.12.16、大阪府京阪寝屋川市駅前「金太郎」

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2016年12月15日 (木)

満月の花「エビ芋煮のアンかけ」

 夕方に仕事が終わってほうほうのていで満月の花にたどり着いた。ご飯を食べさせてくれと頼むと、今エビ芋の煮物ができたところだと言うのでそれをお願いした。このエビ芋は自家農園で収穫したものだそうだ。とろとろに煮こまれたエビ芋は出汁がよく染み込んでうまい。合わせたホウレン草のさっぱりとした苦味もエビ芋の旨みを引き立てる。やっぱりここは本気の料理を出してくれる。ごちそうさまでした。

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2016.12.15、京都市四条烏丸「満月の花」

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麺や六三六「六三六ラーメン」

 化学調味料を使っていないという触れ込みにつられて入った。ベースは豚骨スープだが見かけよりあっさりしている。それがちょっと太目の麺によく絡んでうまい。旨みのなかに隠した甘さは何だろう。チェーン店でも店によって味が変ることも多いが、ここは店の味に忠実なのではなかろうか。一心に麺をゆでる若い料理人の手際の良さは本物だった。

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2016.12.14、大阪市十三「麺や六三六」

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自家弁当 161214

 誰もいない講師室はなごむ。心置きなく食事に没頭できるのがうれしい。半熟玉子の醤油漬け、茹でブロッコーリー、もやし炒めなど好物が並ぶ。パプリカと豚肉の炒め物もうまかった。30分くらいかけてゆっくりいただいた。いつまでも食べていたい。

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2016.12.14、同女にて

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2016年12月14日 (水)

自家弁当 161213

 半熟玉子の醤油漬けが格別の旨さだ。かみさんは失敗して半熟になってしまったと言うが、これは固ゆで玉子とは別ものだ。ぜひ半熟でお願いしたい(固ゆでも好きだが)。他に特筆すべきは茹でたブロッコリーである。独特のさっぱりとした味わいがとてもよい。そしてさらに地味だがモヤシのカレー粉炒めがうまい。これをシャクシャク食べていると、ハムスターがもくもくとヒマワリの種を食べている気持ちが分かる。噛みごたえも味のうちなのだ。ごちそうさまでした。

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2016.12.13、関大にて

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2016年12月13日 (火)

木造演習 刻みが終了した

 土台を大入れリュータ(参照)を使って加工した。その後、ノコギリで端部のホゾ造りと修正をした。ここまで作業をしてきてよく分かったのは、いかに墨入れが重要かということと、いかに組み入れが難しいかということ。材ねじれて曲がって裂けている。それを加工し修正するときに唯一頼りになるのが芯墨だ。自分たちの入れた芯墨のいかに頼りないか。そのことが分かったことが学生にとってもっとも大きな収穫だったと思う。さていよいよ来週は上棟だ(棟木はまだ作ってないけど)。楽しみである。

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2016.12.13、関大

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2016年12月12日 (月)

岡崎公園国旗掲揚台

 運動場の東側に残っていた。このあたりは古いものは無くなったと思っていたが間違いだった。皇太子殿下御降誕は昭和8年12月だから、翌昭和9年頃の建設だろう。正面左下の袖壁と掲揚台背面に銅板パネルの跡が残る。袖壁には建築年代と建築団体名、裏には寄贈者名が刻まれていたのだと思う。戦時中の金属供出で失われたのだろう。どこかに記録が残っていないだろうか。

 こういう左右非対称のデザインは、20年代以降の公園や橋梁など都市施設によく見受けられる。構成主義の影響と考えて良いと思うが、これなどなかなかよくできたデザインだと私は思う。

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2016.11.29、京都市岡崎公園

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2016年12月11日 (日)

中華美食店・中光園「やきそば」

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 平成の京町家の入り口にあるので何度か入ったことがある。今回は焼きそばを頼んだ。見かけが地味だが、これが滅法うまい。中華ダシを聴かせた薄味で、エビなりタマネギなりキノコなりの味がよく分かる。トロリとからんだアン越しに、それぞれの素材の旨さが溶け合っている。厨房から聞こえるガンガンという中華鍋を乱暴な叩く手際から、こんなに優しい味わいが生れるというのも不思議な感じがする。京都でおすすめの中華料理店である。

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2016.12.10、京都市七条通り河原町西入「中光園」

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2016年12月10日 (土)

門寿司「松前(上)」

 門寿司で「松前」を買ってきた。肉厚のサバの身は噛むと身がプリッとしている。魚臭さがまったく無いのは新鮮だからだろう。ほんのりとした塩加減とサバのとろける旨みとがよく馴染んでうまかった。ごちそうさまでした。

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2016.12.03、門寿司は大阪府京阪寝屋川駅前

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2016年12月 9日 (金)

自家弁当 161209

 時間が無かったので特急の社内で食べた。机が無いため膝の上で食べることになるので弁当の汁がタレそうになる。特急とは言いながら5分きざみで停車して乗り降りがって落ち着かない。やっぱりどこかにっちゃんと座って食べなきゃな。おかずはゆで玉子の醤油漬けが塩辛くうまかった。

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2016.12.09、京阪特急内

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2016年12月 8日 (木)

空の研究 161208

 振り返ると西の空がすごい感じになってた。地上は闇に沈みながら上空はまだ明るさを湛えているのが幻術を見るようで不思議な気持ちだった。地上は人工物に覆われながら空は純然とした自然現象であるという対比のおもしろさがあるのだろうか。幻なのは空ではなく地上のほうなのではないか。

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2016.12.08、京都市

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鶏とキノコのパスタ

 ちょうどよい塩加減だ。酸味のあるミニトマトとさわやかな苦味のホウレン草がパスタの味わいを調えてくれる。食卓の話題はなぜかラーメンで、ラーメン専門店が出現したのが大阪万博のころではないかと意見の一致をみた。また、そのころに学生運動やヒッピーの流れに帰農主義があり、地方で新しい食文化が生れたことも話題にあがった。だからどうだという結論も無いたわいない無駄話なのだが、そんなひとときが楽しい家ごはんである。

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2016.12.08

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戦国鳥獣戯画

 5分の帯アニメで最近お気に入りだ。出色なのは語りを担当する林原めぐみだ。ふざけたマンガに落ち着いた語りがおそしろい。こういうナレーションって誰だっけと検索したところ女優の奈良岡朋子(参照)が近い。林原もそういった先輩の語りを意識しているのだと思う。芸達者である。

戦国鳥獣戯画第1話 http://gyao.yahoo.co.jp/player/00252/v10171/v0993400000000544228/

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2016年12月 7日 (水)

木造演習 刻みがほぼ終わろうとしている

 永遠に終わらないのかと思われた木造演習も佳境を迎え、いよいよ上棟が視野に入った。機械力の成果だが、角ノミ盤の使いこなす学生さんの動きには目を瞠るものがある。機械をバリバリうならせながら材を加工する姿はたのもしい。さて年内に上棟するだろうか。そう簡単にはいかないだろうと思うが、案外すんなり上棟するかもとも思う。楽しみである。

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2016.12.06、関大

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自家弁当 161207

 何を最初に食べるかについては以前考えた。丸いものか赤いものだ。今回はゆで玉子の醤油漬け一択だ。醤油が染みわたって甘からくてうまい。豚肉とパプリカの中華風炒め物も甘からくてうまい。

 この時間の講師控室は誰もいなくて落ち着く。こういう場所と時間こそ弁当を食すにもっとも適している。得難いな。

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2016.12.07、同女にて

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2016年12月 6日 (火)

空の研究 161206

 木枯らしが吹いていたが上空も相当な風のようだ。空の端から端まで流れる筋雲は珍しい。見事だったので思わず自転車を止めて撮影した。感想しているためか、空の青さが深いのもよい。

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2016.12.06、京都府向日市

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自家弁当 161206

 ツルリとした塩昆布が甘辛くてごはんがおいしい。カブラ漬けのそこはかとない塩気がポリッと噛むたびに香り立つのもうまかった。学校へ到着するのが遅かったので講師室が混んでいて落ち着かない。どこか静かにごはんができる場所はないものか。

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2016.12.06、関大にて

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シャケのおにぎり

 お昼御飯がおにぎりだった。ふわりとした柔らかめに握られたごはんに、ほぐした焼きシャケがたんまり載せられている。炊き立てごはんにシャケの塩味が効いてうまかった。

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2016.12.05

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2016年12月 5日 (月)

トランプカードはなぜ1から13までなのか

 カードの図柄の4種類は四季なのではないか、と思ったのが考えるきっかけだった。春と夏が赤で秋と冬が黒なのだろう。五行説で言えば赤は火気の夏、黒は水気の冬なのでうまく当てはまる。

 ♥ハート  春
 ♦ダイヤ  夏
 ♣クラブ  秋
 ♠スペード 冬
 
 こんな感じか。ではなぜ各図柄は13枚づつなのか。もしトランプが四季を表しているのだとすれば、十二宮や二十八宿などの星座の数に対応しているなら説明しやすいのだが13というのは半端だ。つまり月とは関係が無い。それではひょっとすると週なのではないかと思って計算してみた。するとぴったり当てはまった。

 13 × 4 = 52

 おもしろいのは52週を日に換算すると364になることだ。

 7 × 52 = 364

 つまりジョーカーの1枚を足すとちょうど1年になる。

 7 × 52 ∔ 1= 365

 通常トランプにはジョーカーが2枚入っていて1枚は予備なのだろうと思っていたが、それはうるう年用の1枚なのかも知れない。

 トランプが1年を表すカレンダーだとして、さてそれをどうやって使ったものやら。暦を使った占いのような本当の使い方があるのだろう。いったいそれはどんなゲームなのだろうか。

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2016年12月 4日 (日)

てうれ「醤油ラーメン」

 ひょっとしたら初めてかも知れない。札幌ラーメン「てうれ」の醤油ラーメン。薄味だけど旨みがある。太目の麺の優しい味わいがよく分かるのも醤油味だからだろう。カレー味や味噌味も好きだが、それだと出汁の味も麺の旨さも隠れてしまう。帰り際に「やっぱり醤油が一番おいしい」と言ったところ、年配のおかみさんが「わたしも昔はそうは思わなかったけど今はそう思う」と嬉しそうにおっしゃっていた。やっぱりラーメンは醤油に限るな。

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2016.12.04、京都市左京区「てうれ」

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2016年12月 3日 (土)

ゲームの近況

 オンラインゲーム「艦コレ」を始めてすでに1年と8ヵ月が経った。レベルは100の海軍少将である。レベル100とか遠い未来だと思っていたが、今では艦娘120を擁する中堅司令官となった。先月末から始まったイベントに参加しているが、5つある特別攻略マップのうち2番目で苦戦している。この1週間でバケツ100を消費した。艦コレは手持ちの艦艇カードで戦う一種のカードゲームなのだが、相手の攻撃で損傷を被る。これを回復させるのがバケツというアイテムで、地味なレベル上げの過程で少しづつ集めたものだ。わたしはまだイベントを最後まで攻略したことが無いので、ここはひとつ溜まったバケツを浪費してイベントクリアを狙うぞと欲張ったものの、いまだに第2海域で足踏みしているという体たらくである。ゲームも人生も、こつこつ溜めたものを潔く放出したとしてもそんなにうまくいくはずは無いのだろう。

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中華のちゅー「天津飯」

 中華飯店ちゅーは今年で36年目らしい。アンパンマンのような今の店主は2代目なのだろう。わたしの父は普通のサラリーマンだったので、家業を継ぐのがどういう気持ちなのか分からない。うらやましいとも思う。

 さて天津飯だが、これが掟破りの堅焼き玉子焼きが載っていてびっくりした。これを短冊に切れば錦糸玉子になるというくらい堅い。これもおそらく先代譲りの料理法なのだろう。薄味のあんかけが優しい味わいでうまかった。ちゅーは不思議な中華飯店だ。

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2016.12.02、大阪府阪急茨木市駅前「中華のちゅー」

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2016年12月 2日 (金)

久しぶりのザルそば大盛り

 かみさんが居なかったので、久しぶりにザルそば大盛りを作った。うまかったけど風が吹いて少し寒かったね。冬の間は、ザルはやめたほうがいいかも知れない。次はアンかけ大盛りとか作ってみたい。

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2016.12.01

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2016年12月 1日 (木)

米澤穂信 「氷菓」

 学園推理小説「古典部シリーズ」の第1作。アニメも泣けるが原作も泣けた。失われていたものがよみがえるところがお気に入りだ。テンポも良いし言葉遣いもやや難し気でおもしろい。

 わたしは文体とはテンポの良さや個性的なキャラにあると思う。著者がこれを書いたのは22歳だった。その年齢でしっかりとした文体を持っているのはすごいと思う。文体はその人固有のもので、誰しもが自分固有の文体を予め持っているのではないか。読んでいてそんなことを考えた。第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作。著者のデヴュ―作である。


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