2016年9月 1日 (木)

夢日記 160901

 現場調査で疲れたので早めに寝た。9時間近く寝ていた。久しぶりに夢を覚えていたのでメモしておく。

 教室のようなところに仲間といる。小説の研究会らしい。そこへ高校生くらいの少年が原稿をもって入ってくる。彼の父親が指導してやってほしいと依頼する。仲間たちは少年を歓迎し原稿が回される。わたしは少年からもう1冊の冊子を渡されそれを読む。そして指導するならこれも目を通しておこうと言って仲間にその冊子を渡す。

 仲間たちと店にいる。ギャラリーとカフェとアンティークショップを兼ねたような店でまだ始めたばかりだ。学園祭のような雰囲気がある。ひとりが古いストーブを持ち込んだ。小さなもので全体に錆びている。どこのものかよく分からないらしい。わたしが調べると表面に文字が刻まれている。明治時代にドイツへ留学した折に製法を学んだとある。文字は読めないところもあるが長い文章で、鉄板上ではおさまらず額縁のような木枠にまで続いていた。

 ショップで古い映画を上映することになった。他のショップが映画を配給してくれるという。それを受け入れると雑貨もそこから仕入れることになるのではないかと心配になるが、仲間たちは気にしていないようなので言い出せずにいる。

 遅くなったので、ショップを閉めて居間に集まる。そこは大きな家でその娘がショップのオーナーらしい。娘はわたしにとって姉のような存在のようだ。もう12時を回っていたので泊まっていくでしょうと娘が言った。板敷の居間は広いので全員が寝るスペースはありそうだった。わたしは歩いて帰ろうと思うが外は雪が舞っていた。とりあえず自分の持ち物を取ってこようとショップに戻り分厚い古本を抱えて戻ってきた。

 古い祭りを撮影したフィルムを見た。石造りの城壁から神々の仮装パレードが出てくる。ごわごわとした岩のような意匠と仮面で、ゆっくりと踊りながら歩いてくる。パレードの全員がまったく同じ動作で踊るのがおもしろい。こんなすごい祭りがあったのかと感心する。

 和室の片隅で友人が検索している。場所はこれで確認してくれというのでパソコンの前に座る。気が付くとそれはパソコンから小さな車に変っていて山を登り始めた。落ちそうな崖の際を危なげに車を操作しながら登ると坂はますます狭く急になっていく。これでは帰れないのではないかと不安になっているといきなり山頂に出たので車を止めた。えぐれたように切り立った岩肌だけの景色だ。まわりで仲間たちが何かしていた。仕方がないので歩いて降りることにした。車は一輪車のようなものに変っており、それを抱えて飛び降りるようにして坂を降りた。2回ほど飛び降りて地上に戻ることができた。そこにも仲間たちがいたので、飛び降りて帰ってきたことを告げた。そこで目が覚めた。

(夢読み)
 最初の研究会の話に出てくる少年は自分なのだと思う。わたしは小説を書くにはまだ幼いという意味だろう。 

 夢を通して出てくる複数の仲間という存在は、自分の中の使われていない劣等機能のことだろう。そう言えば、これまでもこんな仲間たちは夢に出てきたが、それが劣等機能だと意識したことはなかった。

 古いストーブも古本も価値のあるお宝という意味だ。古い映画や古い祭りの映像も価値のあるお宝なのだろう。映画配給の条件にビクビクしているのは対価を支払えないと思っているようだ。ショップが始まったばかりという設定も文化祭のような雰囲気も、お宝を集めることにまだ本気になれない自分の状況を示すのだろう。お宝は生きがいを象徴している。

 ショップのオーナーはわたしの創造性なのだろう。ユング風に言えばアニマというやつだ。それが姉止まりというのはやはり創造性の幼さを象徴している。そこを離れて帰ろうとするのは創造性を拒否したことになる。

 不安定な山頂は意識の突出を象徴する。大地である無意識との交流が途絶えていることを意味する。そこは飛び降りてでも逃げなくてはならない危険な場所だ。うまく地上へ降りるというのは眼覚め前の意識による希望的な修正だろう。注意したいのはそんな危険な場所へ自動的に送り出されたということだ。自動的とは制御できないということだ。創造性を拒否したがために無意識が暴走したという意味だと思う。

 夢は教訓ではない。意識の突出を修正し無意識との関係を取り戻すことが目的らしい。この夢は現状が危ういことを教えている。一方で仲間やアニマと親しいのは無意識と繋がっていることも示す。お宝やお祭りの映像が手に入っていることも創造性と再会していることを示すのだろう。ただし関係がまだ浅くて薄い。仲間やアニマとろくに会話もできず、ストーブの来歴は途中までしかわからず、祭りの情景はゴワゴワとしか再生されない。そんな心的状況をこの夢を示している。

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