2016年8月22日 (月)

ハスの葉とザルそば

 久しぶりにザルそばを湯がいた。自家製縁台に準備しておもむろに頂く。食事は箸を使うときは食べ物を見ているが、咀嚼しているあいだは料理を見ない。なぜなら俯き加減だと食べにくいからだ。食事とは食物を口に入れることではなく、咀嚼することだと私は思う。できるだけゆっくりと、そして噛む回数を増やさねば食物は力にならない。そのためには噛むことへ意識を集中させねばならない。だからこそ前を向いてなにかを眺めねばならないのだ。本来ならば目をつむるのが正解だろうが、物を食べるときに目をつむるのは無防備過ぎる。やはり前を見ておかねばならない。そして視覚による雑念を遮るためには、何かをぼんやり眺めるのが手っ取り早い。そんな対象として庭はうってつけだ。わずかな風を受けて左右に揺れるハスの葉などがちょうど良い。ハスの葉を眺めながらモクモクとアゴを動かしていると、唐突にハスの葉がこんな大きいものだったのかと実感できた。さしわたしが40センチほどもある。そうした発見も食事の楽しみだ。

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2016.08.22


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