2016年8月14日 (日)

足の爪を切らない父のこと

 高齢の父の足の爪が大変なことになっている。聞くと、今まで切ったことが無いという。足の爪を切らない人がこの世にいるとは思わなかった。それがこんな身近にいたことも知らなかった。
「伸びてきたらどうするの」
「おかあさんに切ってもらう」
「それは結婚してからでしょ。それまではどうしてたの」
「若いころからずっと切ったことがない」
 爪の何枚かは厚みが数ミリになっている。メンテを怠ってきたむくいだろう。そうなると母の手には負えないらしい。そこで私が切ることになった。
「すごいよ父さん、サイの角のようだ」
>>サイのツノ!<<
 爪切りも普通のものではなく、ペンチ式のものだ。これでこすり取るようにして削っていく。母によれば、お湯でふやかすと切りやすいそうだ。もうそれって爪でないよね。まあ、サイの角も皮膚が変化したものだから人の爪と同じものだけどね。
 削っているうちに昔飼っていた亀の爪を切ってやったことを思い出した。
「父さん、まるでカメの爪のようだよ」
>>カメのツメ!<<
 かみさんが言うには、かみさんのお父さんも足の爪が大変なことになっていて時々切ってあげるそうだ。足の爪を切らない人がいるというだけでも驚きなのに、それがこんな身近にふたりもいたとはあきれるばかりだ。父とかみさんのお父さんとは昔からの山男友達なのだが、山男は凍傷になるので足の爪を切らないと言う。そんなことあるものか。たまたまズボラなふたりが揃っただけだろう。それとも本当に登山家は皆そうなのだろうか。
 

 

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