2016年4月 1日 (金)

花見とはなにか

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 太極図と呼ばれる二つ巴の図は暦を表しているのだろう。巴のふたつの目のうち上が夏至で下が冬至だ。これを結んだ線が子午線だ。円周の一番下が子月(11月)で、そこから左まわりに牛月(12月)、寅月(1月)と進む。左右を反転させた太極図もあるが、これは暦を天球上に投影しただけのことで基本的には同じことだ。

 暦とは天球上の太陽の運行を示したものだ。春分は天球上の真東で、そこに太陽が入るのは卯月(3月)となる。四季と東西南北の方角とは天球上で対応していることがよく分かる。太極図は天球図と対応させることで、その意味が明らかになる。

 旧暦3月は桜の咲く季節だ。1~3月が春なので晩春である。3月最後の18日間は土用だ。土用は土気の作用で夏を準備する期間だ。桜の5枚の花弁は先端が裂けているため頂点は10となる。10は土用を表わす数字だから桜は土用を象徴する呪具となる。九星図で言えば白い花は八白土星を連想させるので、やはり土用の象徴だ。

 花見は「見る」ことに意味があるのかも知れない。「明らかに見る」というように「見る」とは明るい火の作用だ。火は金気を剋して木気を助ける。花見は土用の期間に土用の呪具たる桜を「見る」ことで季節をまわす祭祀の名残りなのかも知れない。桜を見ながらそんなことを考えている。

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2016.03.27、

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