2016年3月26日 (土)

建築探偵の写真帳 戦後ビル編「北大阪ビルディング」(1961)

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 再開発著しい梅田かいわいでも、都島通り沿いはまだ結構いいビルが残っている。これは堂山町の交差点から少し東へ行ったところ。硬質な光沢のあるグレーのタイルがきれいだ。1階の窓下だけは緑がかった別色のタイルを使っているあたりデザイン心が行き届いている。敷地が台形なので、西側の角は丸くなっているのもかっこいい。

 2階の庇で上下を分かち、下部はピロティ風に見せるデザインは定型だがよくまとまっている。上部の窓割りも美しく、東西端だけ壁の幅を広げたのは、これも定型だが決まっている。パラペットの上の手すりのラインをきっちり見せて、セットバックしたところに庇つきの最上階を載せるあたりもよくできている。良いビルである。


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2016.03.13、大阪市北区万歳町、不動産情報によれば1961年竣工で淺沼組の施工


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