年頭所感
元旦から親元をまわったが両家とも両親が健在だったのはなによりだった。80の坂を越えようとする老人初心者たちはそれぞれ身体の異変にとまどっている。目や耳が悪くなったり歩きにくくなったりするような変化だ。日常動作が不自由になることはなかなか受け入れがたいようで愚痴っぽくもなる。
これまで両親をまじまじ見つめることは無かった。親の顔を見るのはどこか気恥ずかしかったのだが、そんな気持ちが次第に薄れてきた。親はこんな顔をしてこんな話し方をする人間だったのかとようやく気付き始めている。繰り返される同じ話も民話や昔話の域に達しているようだ。よくもまあ60年も70年も前のことをよく覚えているなと感心する。
そんな親たちもそれぞれ老いの楽しみを見つけるのに懸命なのは喜ばしい。男親はふたりとも読書に凝っている。読書の楽しみは老いを受け入れることと直結しているのかも知れない。女親たちは子や孫の面倒をみることが楽しみであるらしい。それは若いころとあまり変わらないから自分が老いることはとうに織り込み済みのようにも見える。いずれにしても末永く夫婦仲良く暮らしてほしい。
2014.12.27、大阪府枚方市の納屋
今年の年賀状はスケッチ教室で描いた納屋にした。窓のあるところは牛小屋だったようで、納屋横に牛用のスキが置いてあった。牛とともに暮らした時代は案外今から近い。
昨年の抱負は「ダイエット」「オープンアトリエの自作キッチン」「風水研究」「スケッチ個展」の4つだった。実現したのはスケッチ個展だけなので達成率25%だ。今年は「ダイエット」「オープンアトリエのセルフビルド続行」「第2回即売個展」「本を出す」あたりか。
ダイエット
毎年ダイエットを抱負に上げながら達成された試しがない。昨夏76キロ台まで下がったが、現在は78キロ台に戻している。もう少し自転車に乗るべきなのだろう。とりあえず当面の目標は75キロ台としておく。
オープンアトリエ
昨春に初めてのオープンアトリエを開くことができたが、アトリエのセルフビルドは進まなかった。まずはウッドデッキを完成させたい。その次にできれば壁面棚に取り掛かりたい。設備がらみの自作キッチンは最後になるだろう。
第2回即売個展
昨年はミンナノコミンカをお借りして絵を売るための個展を初めて開くことができた。今年も開催したい。そのためにスケッチを描き溜めておかねばなるまい。評判の良かった近代建築系を中心に描いてみたい。
本を出す準備
これまで「名建築ガイドマップ」(2011)、「まち遺産探偵」(2013)と2年おきに出版してきた。このペースだと昨年出版できて良さそうなのだがオファーが無かった。しばらくタイミングを見計らっておきたい。これまで建築、講師、水彩画家の3本立てだったところへ文筆を加えたいと思っている。文章の練習のためにもこのブログは書き継いでいきたい。今年もよろしくお付き合いくださるよう願う。
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