詳細は知らないが1960年代のものに見える。最近はこうした建築もおもしろいと思えるようになってきた。以前なら庇の丸みを帯びたところや大きな飾り格子などに拒否反応があった。それが無くなって素直に見ることができるようになった。
こうしたデザインは高度成長期の特徴で村野東吾なんかがよくやっている。ようやく私も60年代の夢のようなものをデザインから読み取ることができるようになったようだ。小ぶりな作品だが象徴的な塔を隅に配置することでよくまとめている。おそらく建築当初は壁と塔の色は同じであったろう。大切に使われているようすも好印象だ。
2015.09.05、京都市左京区
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