2015年3月21日 (土)

建築探偵の写真帳 戦後ビル編 出雲屋ビル

 よく知られたビルなのでどこかにデータがあるかも知れないが調べていない。鴨川に面して大きな窓を開け、夕方には赤い電球色の照明がともる。それが川面を照らしてとてもきれいだ。この風景そのものが設計者の意図なのだろう。

 夏になれば出雲屋ビルにも納涼床が出るが、ビル全体がすでに立体的な納涼床であるようにも見える。床のおもしろさは視線が交差することにある。たとえば芸妓さんが床へ出るとそこだけがパッと花やいでまわりの視線を集める。そうしたことが床では再々起こる。観るものと観られるものとが刻々と入れ替わるわけだ。そんな床のおもしろさをこのビルは受け継いでいる。

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2015.03.20、京都市四条大橋西詰

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