2015年2月28日 (土)

神戸散歩(9)とあるビル

 4階は増築であることはすぐ分かるだろう。3階と4階のあいだに横線があるからだ。増築する場合、どうしても上下の境界線が出てしまうことが多い。で、増築されているということは新ビルではないということだ。ひょっとして古いのではないかと思って近づいてみると、やっぱり古かった。

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 基礎が石張りになっており、もうこれだけでグレートサバイバーであることが認定できる。しかも地下室のガラスブロックまである。まあ1950年代の建物だと思うが、ひょっとして戦前のものかも知れない。

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 もっと驚いたのは、その奥にさらに古い建物が残っていたことだ。

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 扉の感じから戦前のものであることは確かだろう。裏へまわると3階の窓がアーチになっている。レンガ造だと言われても納得してしまう姿だ。まあ鉄筋コンクリートだろうから昭和初期と言ったところか。

 このあたりは阪神大震災で古いものは無くなったように言われるが、少し歩いただけでも結構古いものが残っていることを確かめることができた。特に戦後ビルについては今後よく検証していきたいと思っている。グレートサバイバーに敬意をこめて神戸散歩連載を終えよう。ありがとう。

 

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