神戸散歩(8)三宮電電ビル
これもグレートサバイバーだ。ただ覆面化が激しくて古いものとは気づきにくいかも知れない。この場合は4階までは新建材で覆われているが、上層部が昔のままなので古いものだと気付く。帰ってから調べると1954年竣工だそうだ。
電電は日本の建築デザインを引っ張ってきた設計組織だ。戦後もやはりトップランナーであったことを、この建物を教えてくれる。この場合は安井武雄を彷彿とさせるモダンデザインだ。特に北側の搬入用バルコニーの扱いがかっこいい。
屋外消火栓、よい味出している。クリンカータイルの塗装も剥がしてやりたいとも思うが、タイルの上塗りもまた別の味わいがあってこれはこれで良いとも思う。
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