建築探偵の写真帳 戦後ビル編 香里団地D-49棟
前からおもしろいと思っていた。これは保育所を併設する社会福祉団体の会館だ。書道教室などを開いている。法人HPには開設が1967年とある(参照)。香里団地が1958年だから既存の施設を引き受けたのかも知れない。
おもしろいと思うのは屋根だ。上の写真を見れば薄いひし形になっているのがお分かりだろう。ひし形は屋根が鉄骨トラスであることを示す。本当に鉄骨トラスなのか、それともそういう風を装ったデザインなのかは分からない。少なくとも当時、鉄骨トラスはかっこいいと思われていたことは確かだ。それは今見てもかっこいい。
何度か改修されている。どこが余分余分なにかは写真を見て考えてほしい。私の思う正解は次のとおり。
上部の赤い看板、2階東端(ふたつめ写真の手前階段の上)の張り出し増築、2階バルコニーのパネル。
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