2014年11月25日 (火)

但馬路スケッチ(4)オーベルジュ「えん」

 元木村酒造が「えん」という名前のオーベルジュとなっていた。この町で私がワークショップを開いた10年ほど前は空き家になっていて、おかみさんがこれからどうするか考えていると話していた。酒蔵は無くなって中庭になり、母屋がきれいに修理されて宿泊所になっていた。
 オーベルジュというのものをよく知らないが高級料理を提供する少数宿泊施設といったものらしい。レストランが併設されていて、観光客でいっぱいだった。最近の再生事例のひとつだが経営がうまくいってほしい。ここがうまくいってくれれば、関西でも同様の事例が増えると思う。

 補足
 ちなみに私は観光による地域再生を信用していない。近年のEUの経済混乱を見ても、破たんしたのはギリシャ、スペイン、イタリアなど観光業の盛んな国々だった。観光都市である京都は、もともとは浄瑠璃や戯作(げさく=江戸時代のラノベ)で「ご当地」イメージが生まれ、それを共有するために観光客が押し寄せた。今のアニメの聖地めぐりと同じだ。観光はイメージの共有という極めてメディア的な行いなのだ。つまり観光の源泉は「ご当地」には無く、押し寄せる観光客の見ているメディア側にある。だから都市経済がいったん調整期に入れば観光客は激減するわけだ。地域再生を考えるならば、私は観光よりも産業(インダストリー)を重視すべきだと思う。


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