風水入門(3)レジュメ 生数と成数
明日の講義用のレジュメを書いたのでアップしておく。
■ 京都建築探偵塾 風水入門(3) 生数(じょうすう、なますう)と成数(せいすう、なりすう) 2014.05.12
1.前回のおさらい
1-1.五行の相生と相克
1-2.祈りの形式
事例 子安=木気を増やす場合は「金気を克す」「木気を増やす」のふたつの方法がある。金気を克すためには金気の呪具を壊す。木気を増やすためには木気の神様に水気の呪具を供える(水気を増やす)。
1-3.どちらの場合も副作用がある
「金気を克す」の副作用は「水気が減る」。「水気を増やす」の副作用は「火気が減る」。
2.世界は数字でできている
2-1.五行への数字の配当(五行配当表より)
2-2.ふたつの数表
生数 生まれたばかりの気を表す。このままでは次の気を生み出す力はないので相生の関係は発動しない。
成数 土気の作用(土用)により完全な気になった状態。さらに土用により相生の関係が発動する。
生数が陰気、成数が陽気と思われる
3.ふたつの数表の仕組み
4.河図(かと)
黄河から現れた龍馬の背中に描かれていた数表。人間に世界が数字でできていることを教えた。洛書と合わせて図書という。
5.事例研究 六角堂はなぜ六角形か
・本堂が六角形、六根清浄(目耳鼻舌身意)を表す
・西国18番札所
・本堂背後に泉があり華道・池の坊の発祥の地
・本尊は聖徳太子の守り仏で1寸8分の如意輪観音(如意宝珠と法輪をもつ。子安や雨乞いの仏)
・その観音像は海中から現れた。
・聖徳太子が泉で水浴びをしたとき守り仏をかたわらの木にかけた。それがはずれなくなり、その木でお堂を建てたのが六角堂の始まり。
・へそ石がある。
・平安遷都のおり北へ5丈(18M)移動した。
・地ずり柳、嵯峨天皇の夢告
・親鸞の六角夢告
| 固定リンク
「京都建築探偵塾」カテゴリの記事
- 建築探偵の写真帳 COCON KARASUMA(旧丸紅京都支店)(2015.06.26)
- 4月開講「近代建築の見方」「動物彫刻の風水」(2015.02.28)
- 建築探偵の写真帳 戦後ビル編 香里団地D-49棟(2015.02.01)
- 誰もこない風水塾(2014.07.08)
- 風水入門レジュメ(6) 平安京の易しい作りかた(2014.06.22)
コメント