2014年4月 6日 (日)

建築探偵の写真帳 与謝野町のちりめん工場

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 このあたりは丹後ちりめんの本場だ。使われていない工場も倉庫として使っているものが多く50年前の風景がそのまま残っている。1927年の丹後震災以後から1950年代あたりまでのものが多いように見える。歩いているとずっと織機の音が聞こえる。音が聞いているとその当時に時間旅行する気分になるのが楽しい。

 これは一部2階建ての耐震木構造工場で、このあたりではこのタイプが多い。シンプルな構成と黄色い壁土が美しい。路地に面しており、すぐそばの稼働中の工場から織機の音が聞こえてくる。ここだけ時間が止まったような不思議場所だ。こうした工場建築は評価されることなく解体されることが多いが、地域経済を支えた貴重な証人としての歴史的価値は高い。端正な美しさをもつ建築が多いのだから地元で楽しく使っていく方法を考えてはいかがだろうか。


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2014.03.15、京都府与謝野町上山田

 

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