2013年5月16日 (木)

夢日記 130516

 久しぶりにはっきり覚えていたのでメモしておく。

 大阪市の南部の幹線道路沿いを歩いている。道沿いに古い大学風の近代建築がある。白い壁に四角窓が並ぶ1930年前後のインターナショナルスタイルだ。空き屋になっているらしく、あちこち壁や窓が傷んでいる。年代の違う複数の建物が建て込んでおり渡り廊下で接続されている。建物のすき間に3本脚の白い塔が建っていた。三脚のように傾斜した円柱で上に円盤形の展望台がある。建物それぞれも横や上へ増築されているのが分かる。わたしがは何かと尋ねると、友人が1995年にパリで開かれた自動車博覧会の会場跡だと教えてくれた。

 友人と廃墟のような建物内に入る。階段が全て板敷きのスロープになっているのは博覧会用だからだろうか。それを地下へ降りていくとやはり木の廊下がある。右側の窓から外を見ると、崖のような斜面が窓際へ迫っていた。おかしな設計だと友人と話す。地下に大部屋があってイベントが終わったところらしい。人がいっぱいいる。

 友人が自転車を取りにいくというので付いていった。わたしはバス亭を探していると友人がバスカードを買ってくれた。幹線道路の交差点を友人の車に乗せてもらって曲がる。変な老人がフラフラと車に近づいて指でピストルの形を作ってわたしを撃った。驚いて友人にそのことを話すと、友人は老人に車を当てないようゆっくりと車を回転させて旧街道へ入っていった。

 街道は車の離合も難しいような狭い道で古い民家が並んでいる。わたしはそこをひとりで歩いている。人気のない街道に点々と記念碑がある。大きな青い自然石に義経(塚)などとと書かれている。道沿いの寺院へ入ろうと門をくぐるが内玄関のサッシュが閉まっていた。薄赤いカーテンが見えた。寺院に入るのはあきらめて隣りの墓地へ入った。赤穂堂という古い案内板があった。中央に粘土の盛り土がありそこへ登ると、まわりの風景が一望できた。ゆるやかな丘陵地で、川がながれる水田地帯と町が見える。足下のがけの底を川が流れている。落差が大きすぎて目がまわりそうだ。落ちないように這いつくばって盛り土を降りてきた。粘土の上に虫がいるのが見えた。

 (夢読み)
 夢はすぐに忘れてしまう。夢の有効期限が短いからだろう。だから夢はいつも新鮮だし夢読みも初めからやりなおすことになる。今回はふたつの夢を見ている。例によって同じことを表現している。博覧会場廃墟や旧街道はわたしの無意識だろう。どちらも友人が手引きするのが特徴だ。

 前半の地下室の外が崩れそうな崖であるのは何か不安を感じているという表現なのだろう。後半の崩れそうな粘土の盛り土も同じだ。落ちたり埋まったりする不安がつきまとって無意識との関係をうまく作ることができない。手引きしてくれる友人も最初だけで、最後にわたしのそばにいてくれるのは地面の小さな虫だけだ。

 博覧会場の廃墟、もう登れない展望塔、立っていられない粘土の盛り土の展望台、こうしたものは新しく知見を得て見通しを得るという行為が阻害されていることを示すのだろう。終わったイベント、読めない記念碑、閉じた寺院、塚や墓地というものも、無意識との関係がうまく作れないことを示している。よくできていて分かりやすい。もっと無意識を遊ばせなければならない。少し意識的に生き過ぎていることへの警告だろう。

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