2012年7月 6日 (金)

建築探偵の写真帳 北区の洋館

Youkankitaku 2011.05.31。京都市北区小山

 

 これは知らなかった。京都で建築探偵を始めて30年、なぜ気がつかなかったのだろう。こんな洋館が今も残っているのかとわたしは久々にびっくりした。これだから建築探偵はやめられない。昭和5年くらいの洋館だが、1910年台のステューディオ誌に掲載されていそうな田園住宅だ。

 

 特徴はいくつかある。まず屋根の勾配が大きい。きっちりとした屋根裏部屋がとれるだろう。ふたつめは軒の出が深い。勾配が大きいとき軒を深く出すと軒先が窓の上にかぶってしまうものだが、これはそうなっていない。うまいな。3つめは階高が高い。天井高さが3メートルくらいあるのではないか。同志社のアーモスト館並みだね。

 

 たっぱが高くて全体的にでかいわけだが、それを感じさせないデザイン力は相当なものだ。窓建具がそのまま残っているのもうれしい。赤い壁がよく似合っているが元からなのだろうか。大切にお使いになっているのがよく分かる。それもすばらしい。

 

 

|

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 建築探偵の写真帳 北区の洋館: