2012年7月 6日 (金)

建築探偵の写真帳 東華菜館の塔はなぜ右にあるのか

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2012.07.05

 建物が町のどこからどんな風に見えるのか最近はほとんど考えない。しかし近代建築はたいてい都市計画道路に面して建てられることから、見え方へのこだわりはもっとどん欲だった。ヴォーリズは塔をうまく使う建築家だが、それに気づいたのはこの東華菜館だった。


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 前にも紹介したことがあるが、この塔は都市計画道路である四条通りではなく、江戸時代以来の花街・先斗町通りからの見え方で決められている。歌舞練場から先斗町通りを歩くと、途中からこの塔が見え始める。この通りは弓なりに曲がっているので、だんだん正面に見えるのだ。ほんと良くできている。こういう塔をわたしも作ってみたい。

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コメント

びんみんさんコメントありがとう。これからもよろしく。

投稿: つきたぬ | 2012年7月 8日 (日) 01時31分

なるほどです。そこまで考えて塔を配置しているとは。
そのお話で思い出したのですが、浜寺昭和町の小倉邸と阪之上邸の間の道から近江岸邸が見通せます。
写真で確認すると、道の右寄りに低い方の煙突が見えているのですが、この道路は最後に右に振っているので、最後は道の左寄りに煙突が見えます。
そこしかない位置に煙突を立てていることが分かりました。
ありがとうございました。

投稿: びんみん | 2012年7月 8日 (日) 00時25分

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