2012年7月24日 (火)

建築探偵の写真帳 円形民家(香川県の絞め小屋)

Siborikoya1

2012.07.23、四国村(四国村)

 恥ずかしながら今まで円形の古民家が日本にあることを知らなかった。かたちがおもしろいし、土壁とわらぶきの取り合わせがとてもきれいだ。

 これはサトウキビの絞り小屋で「絞め小屋」という。写真下右のように中央に絞り機を据え、牛を使ってぐるぐる回す。歯車の下に回転石臼が3個あり、その間にサトウキビを差し込んで絞る。絞り汁は下部の木の台で受けて土間に埋め込んだカメに導かれる。江戸時代後期に開発されたものだという。

Siborikoya2 Siborikoya3 Siborikoya4

 平賀源内が最初に手掛けたという。わたしはヨーロッパの文献通りに作ったから円形なのではないかと思う。木造で円形は難しいし、この場合円形でなければならない理由はない。実際四角い絞め小屋もある。それでも断然円形のほうがおもしろいし美しい。製糖という新しい産業へのあこがれがこの風変りな形に籠められているのだろう。

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