2012年6月13日 (水)

五行説メモ あたご山と比叡山

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2012.06.13、京都府向日市

 愛宕山(あたごやま、左)と比叡山(ひえいざん、右)がよく見えていた。愛宕は山頂に突起があり比叡山はへこんでいる。両山は高さを競っていたが、比叡が愛宕を叩いたところたんこぶができて結局その分だけ愛宕が高くなったという伝説がある。比叡がへこんだ別のお話しもあったと思うが忘れた。この山はセットで語られることが多い。

 わたしの立っているこの場所は古代長岡京の朱雀大路三条になる。北を望めば左右に両山が鎮座する。両山を都の守護としたのだろう。それは平安京でも同じだったはずだ。ではこの両山はいったい何に見立てられているのか。

 デコボコのコンビになのだから陽気と陰気のセットであるのは間違いがない。愛宕山が都の北西で比叡山が北東だから、この方角とも関係があるだろう。ようするに洛書の先天図か後天図のどちらかに合っているのではないかと推理できる。わりと単純な話なのだ。

先天図
(愛宕山=陽気=北西) ≠ (山=陰気)
(比叡山=陰気=北東) ≠ (雷=陽気)

後天図
(愛宕山=陽気=北西) = (天=陽気)
(比叡山=陰気=北東) = (山=陰気)

 後天図にぴったりと符号するのがお分かりだろうか。つまり愛宕山は「天」で比叡山は「山」というわけだ。長岡京も平安京も後天図でコーディネートされているのである。

 ここでやめても良いのだが、八卦のうちのふたつが揃えば自然に意味が生じる。この場合「天山遯」か「山天大畜」のどちらかだが、普通は東西の東を先に読むので「山天大畜」で良いだろう。天は陽気の最大で、山は不動の象徴だから、輝く陽気がその地にとどまるという意味になる。これはとても良い形で、天子に蓄えられた大きな徳によって大河を渡るような大きな政治を成しとげることを暗示する。建都にふさわしかろう。

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