2012年5月 7日 (月)

建築探偵の写真帳 レンガ使いのヴォーリズ

Steinedglass1
2011.05.16 同志社大学礼拝堂、グリーン設計1886

 さて、このステンドグラスが元のままなのかどうか知らない。でもこの質素さはいかにもゴシックリヴァイバルだ。だから修理はしたろうが、基本的に元のままなのではないか。質素というのは、ほとんど全部直線でできているところだ。そのほうが丈夫だしガラスの無駄も少ない。でもそんなことより、このスタイルこそゴシックリヴァイバルそのものなのだ。世紀末の絵には、中世風の衣装を身にまとった英雄やお姫様の背景にこんなステンドグラスの教会堂が描かれている。

Steinedglass2
2011.06.29 大阪教会、ヴォーリズ設計1922

 これはヴォーリズの大阪教会の壁模様だが、どう見てもステンドグラスに見える。こちらもゴシックリヴァイバルだけど、やはり素朴な直線で構成されている。レンガが四角いから直線的になったのではなく、上と同じく中世風にしたかったからこうなったのだ。ヴォーリズはこういうレンガ使いがうまい。大阪教会の見どころのひとつだと思う。いつか中も見せてほしい。

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