2012年5月14日 (月)

建築探偵の写真帳 大阪証券取引所

02_2
2012.05.13 大阪証券取引所、大阪市中央区北浜

 外壁保存と言ってもほぼ解体して復元しているので外側に元の部材はほとんど無い。残っているのは玄関扉、ステンドグラス、照明器具、空調の吹き出し口など限られている。それでもホールに立つとうっとりとする。長谷部竹腰の大阪ロマネスクの頂点がここにある。

01_2

 幾何学的なデザインと抑えた色調で中世主義を謳歌している。おもしろいのは中央にサンドグラスを使っていること。ここは植物模様などアールデコ風に仕上がっている。サンドグラスは斜めに見上げたほうがよく見えるな。

03_2

 この照明もおもしろい。さかさキノコ型と名付けておいた。どこか海外の事例で似たものをみたような気もする。中世風の質素なろうそくシャンデリアをイメージしているのだろう。わたしはだんだん分かってきたね。この取引所の前にはライオンの彫像で親しまれているなにわ橋がある。なぜライオンなのか。羽の生えたライオンはベネティアの守護聖人サンマルコを表している。大阪は中世商都ベネチィアにイメージを重ねようとしているのではないか。

|

建築探偵の写真帳」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210270/54707160

この記事へのトラックバック一覧です: 建築探偵の写真帳 大阪証券取引所: