2012年4月 7日 (土)

建築探偵の写真帳 三条大橋は現役最古なのか

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2012.03.21 三条大橋、京都市

 三条大橋の南側の柱は石造りだ。長く京都に住んでいるが、うかつにも気が付かなかった。知っている人も少ないのではないか。橋の上に木の欄干が残っているのも珍しいが、一部とはいえこれほど大きな橋の橋脚を石造りにするのは、もっと珍しいと思う。

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 南側の1列だけが石造りのままだ。川下側なので水害の影響を受けにくいからだろう。南側から見れば、秀吉の架橋した当時の姿が保存されているわけだ。

 橋の経歴を調べていないので詳しくは分からないが、昭和9~10年の水害後に鴨川は川底を2メートルほど深くする改修を受けているので、そのときにこの橋も改修されたろう。

 よく見ると石柱の下に2メートルほどのコンクリートの丸い台がある。ひょっとしたら橋を架け替えずに石柱の下にコンクリート台を継いだのではないか。使いながらの改修であると同時に、できるだけ元の形を変えたくないという気持ちが伝わってる。

 ということは、この石柱は秀吉のころのものなのか、すごいな。もし400年前の石柱だとすれば現役最古の部類だ。だれがどんな動機でこの難しい橋梁保存をやったのだろう。

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