2012年3月30日 (金)

建築探偵の写真帳 御池橋

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2011.05.09 京都市中京区御池通り木屋町角

 京都で大好きな橋だったので、ガイドマップに入れた。こんなにキュートなのに、これまで取り上げてもらったこともなかったろうから、こいつも喜んでくれていると思う。

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 アールデコっぽい橋名板、表現主義的な手すりのプレート、どれもよくできている。どちらも手描きの線らしく、まっすぐでもないし、きっちりもしていない。そこが良い味を出している。

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(左)不自然な手すりの付け根、(右)親柱の金属プレート跡

 ずっと前から知っていたはずだったのに、よく見ると改修の跡があった。右は親柱側面にも金属プレートがはまっていたらしく、それをはがした跡を石材でふさいでいる。左は手すりが今は四角い石材だが、親柱との接続が不自然で、よく見ると手すり取り付けの金物の跡が残っていた。元は金属製の丸パイプだったらしい。どちらも戦時中の金属供出ではずされたのだろう。ということは手すりの金属プレートは後補だったのか。

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「請負人 上阪音吉」南西親柱

 ついでに施工者も分かってしまった。「請負人 上阪音吉」とある。手もとの「京都商工大鑑」によれば「うえさかおときち」は河原町三条下ルの建築請負業。紫織庵の施工者・上坂浅次郎を思い出したが、そっちは「坂」だから関係ないか。

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