2012年2月12日 (日)

建築探偵の写真帳 関電京都支店のタイル

Kanden01
2011.04.25、京都市下京区

 旧京都電燈本社として建てられた。武田五一の晩年の作品である。タイルがおもしろい。大判の釉薬タイルだけど、表面にカギ型がふたつ付いている。これって手作りだよね。まだ粘土が柔らかいうちにぎゅっぎゅっと型を押し当てて作っている。だから一枚一枚ちょっとづつ違うのがおもしろい。

 壁面全部ではなく、ある部分だけこれを使っている。四角形が並ぶようすはライト的だ。武田はライトの友達だったから、まねっこしているのだろう。こうして表面にくぼみがあることで、ちょっとだけ陰ができる。そのことで遠くから見ても建物がピカピカせず、やわらかい色調を生み出しているわけだね。さすが武田だ。

Kanden02
2011.04.25、京都市下京区

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